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『アベンジャーズ/エンドゲーム』物語の焦点は「オリジナルの6人」 ─ 製作チーム、史上もっとも壮大な物語に自信

アベンジャーズ/エンドゲーム
MARVEL/PLANET PHOTOS 写真:ゼータイメージ

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の計22作品を締めくくる映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、やはりMCUを黎明期から支えてきたヒーローたちが物語の大きな焦点となるようだ。英Empireの取材にて、製作チームの重要人物が相次いでコメントしている。

『エンドゲーム』焦点は6人のヒーロー

秘密主義を貫くマーベル・スタジオ作品においては珍しくもないが、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のストーリーは、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)以後を描くものであるということ以外、現在明らかになっていない。

しかしアンソニー・ルッソ監督(ジョー・ルッソ監督と共同)は本作を「壮大な物語」と形容し、脚本家のひとりであるスティーブン・マクフィーリーは、それも「今までで一番、史上最大」だと強調した。『インフィニティ・ウォー』でサノスによって全宇宙の生命が半分に減らされてしまったのち、残されたヒーローはどんな戦いに挑むことになるのか。二人はそれぞれ、このようにコメントしている。

アンソニー:(『エンドゲーム』の)出発点は、“これほどの喪失を味わった時、どうやって前へ進むのか?”ということでした。あのような経験から先へ進む方法とは何か、と。

マクフィーリー:(第一幕は)大笑いできるとは言いたくないですね。よりダークなところから始まります。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』サノス
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータイメージ

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、『エンドゲーム』について「オリジナルの(アベンジャーズ)6人全員の存在が非常に大きな焦点となる」ことを明かした。アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ブラック・ウィドウ、ハルク、ホークアイが「(キャラクター)個人についても、エモーショナルな面でも」物語の中心になるという。そう、『エンドゲーム』はMCUのクライマックスであり、同時にまごうかたなき『アベンジャーズ』シリーズの最新作なのだ。

なおマクフィーリーは、映画のポスターが作品内容を示唆していることにも言及している。大勢のキャラクターが登場する一大群像劇だった『インフィニティ・ウォー』では、ポスターにMCUのヒーローが所狭しと描き込まれていたが、『エンドゲーム』は必然的に描かれている人数も大幅に減り、すでにフォーカスが絞られているのだ。マクフィーリーは「(前作とは)違うタイプのストーリーテリングを見られるかもしれません」と述べている。

ところでファイギ社長は、『アイアンマン』(2008)から『エンドゲーム』までのMCU22作品を「インフィニティ・サーガ」と呼ぶことを同じくEmpireにて明らかにした。そのうえで『エンドゲーム』の後も「MCUは存在しつづけます」と断言した社長は、“その後”の可能性についてこのようにも述べている。今後を占ううえでも、『エンドゲーム』は絶対に見逃せない一本となりそうだ。

「(『エンドゲーム』後のMCUに)誰が出てくるかは流動的ですし、物事は発展していきます。すべては繋がっている(it’s all connected)ので、リブートすることはできません。すべてのパーツがひとつにならなければいけないんです。あらゆる物事は続いていきます。しかし人生のように、そこでは何かを失うことも、また変化することも現実なんです。」

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)全国ロードショー。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html

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Sources: Empire, CBM

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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