『アベンジャーズ/エンドゲーム』成長したモーガン・スターク役女優、登場シーンカットへの心境明かす ─ 再演あれば「もちろん出たい」

上映時間3時間を超えるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)史上最大規模の映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)では、諸事情により登場シーンがカットされてしまったキャラクター、つまり役者がいる。
その内の1人が、トニー・スターク/アイアンマンの幼い1人娘モーガン・スタークが大人に成長した役を演じた若手女優キャサリン・ラングフォードだ。出演シーンをカットされたことについて、ラングフォードは当時の心境を明かしている。
この記事には、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレが含まれています。
ラングフォードが登場する予定だったのは、サノス軍との闘いに決着をつける為、インフィニティ・ストーンが揃ったガントレットを装着して指を鳴らしたアイアンマンが、幻想の中で大人に成長した娘モーガンと出会うという場面。ここで、ラングフォード演じたモーガンは、父親トニーに感謝の気持ち、そして世界を救った事実を告げるのだ。このシーンをカットした意図として、監督を務めたジョー・ルッソは「観客にすごく混乱されてしまった」「観客は大人になったモーガンを見たことが無いから、彼女に対する感情的な繋がりが無かった」と語っていた。
このたび、ラングフォードは豪ラジオ番組Smallzy’s Surgeryに出演。劇場公開から1年以上が経過した現在、『エンドゲーム』で出演をカットされた事について訊かれると、「何かしらカットされることになるなら、少なくとも『アベンジャーズ』最後の映画でカットされた経験はそれほど悪いことでもない気がするんです。撮影は素晴らしかったですから」と謙虚な返答を見せた。後に同シーンを含めた未公開場面を盛り込んだバージョンは米Disney+にて公開されており、これをラングフォードもすでに認識している。
「どちらにせよDisney+がカットされなかったバージョンを公開したと思います。少なくとも私は(撮影や出演を)経験しましたし、正直に言うと私が今までやった中で最高なことでした。そんな思い出が出来て、ただただ嬉しいんですよ。」
不満や悲しみを吐露するどころか、感謝の気持ちを述べたラングフォード。これからも続くMCUでの今後の再演について訊かれると、「もし登場するなら、もちろん出たいですよ!」と快く答えた。ちなみに、ラングフォードはMCUでの経験に喜びを示す一方で、「マーベル・ユニバースは、かなり秘密主義です。だから撮影後は文字通り何も言えなくてかなり怖かったです」と語り、ある意味苦い経験も語っている。
『エンドゲーム』以外にも『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(2019)や「13の理由」(2017-2020)など、立て続けにハリウッド作品や注目ドラマへの出演を重ねるラングフォードは、直近でNetflixオリジナルシリーズ「ニミュエ 選ばれし少女」で主演の座を掴んだ。同作は7月17日の配信開始から1週間半までで、Netflixオリジナルのドラマ作品の中で1番人気の作品となっている。
Source: Smallzy’s Surgery,Comicbook