『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』原題タイトル発表、『THE RISE OF SKYWALKER』 ─ 予告編映像ついに公開、あの悪夢蘇る

ついに明らかになった。
2019年12月20日より公開を迎える『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の正式タイトル(原題)が、米シカゴで開催のスター・ウォーズ セレブレーションで発表された。これまで映画8作にわたって描かれたスカイウォーカーの物語を締めくくる『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』原題タイトルは、『Star Wars: The Rise of Skywalker(スカイウォーカーの夜明け)』だ。合わせて、予告編映像も公開となった。
スカイウォーカーの夜明け
待望の予告編映像は、『フォースの覚醒』(2015)に近い衣装のレイが息を切らして砂漠に立つという、『フォースの覚醒』当時初の予告編映像を彷彿とさせるような場面から始まる。ルーク・スカイウォーカーと思しき声が「我々は全てを伝えた。はるかな歴史が君の中にある。だが、これは君の戦いだ」と重なると、彼方からカイロ・レンのタイ・ファイターがレイめがけて突進してくる。ライトセーバーを起動させたレイは、高く飛び上がって機体をかわす。
カイロ・レンは、前作『最後のジェダイ』(2017)で粉砕したマスクを修復。ランド・カルリジアンは、かつての悪友ハン・ソロが遺したミレニアム・ファルコン号でハイパースペースを駆けている。レジスタンスとファースト・オーダーの戦いは続き、フィン、ポー・ダメロン、C-3POはスピーダーのような機体に乗って敵の砲撃を受けながら砂漠を移動する。抱擁を交わすレイとレイア。悪天の草原に立ちすくむレイ、フィン、ポーらレジスタンスの戦士の視線の先には、荒海に落下したデス・スターの残骸とおぼしき物体が。「我々は常に君と共に」「誰ひとり消え去っていない」と、どこかから見守るかのようなルークの声。
消え去っていないのは友だけではなかった。暗転した画面の向こうでは、おぞましき笑い声が響く。『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)で倒されたはずのシスの暗黒卿、ダース・シディアスだ。
スター・ウォーズ・セレブレーションで発表に
この発表は、YouTubeを通じてオンラインでもストリーミング配信。世界中のスター・ウォーズ・ファンが注目したこのステージには、司会のスティーヴン・コルベアの呼びかけのもと、ルーカスフィルム社長キャスリーン・ケネディとJ.J.エイブラムス監督が登場した。
現在の製作状況について、「編集とVFXの製作中で、まだまだ作業中」と伝えるJ.J.エイブラムス監督は、「3部作の完結作でありながら、1作の映画として成立させる必要がある」と本作へのこだわりを語った。
レイア・オーガナ役キャリー・フィッシャーを偲ぶ場面も。J.J.監督は「彼女は素晴らしく、偉大な方でした」と振り返る。本作では『フォースの覚醒』時に撮影された未使用シーンが活用されたというが、映像を見返しながら監督は「これで彼女の物語を続けられる」と感じたという。また、「毎日、彼女がここにいないことに心を痛めた」と故人を偲んだ。
また本作は『最後のジェダイ』直後を描くのではなく、しばらく時間が経過した後であることも明かされた。
続けてステージには、シリーズ第1作『新たなる希望』(1977)から全作に登場のC-3PO役アンソニー・ダニエルズと、R2-D2も登場。「これまで、ずっと『黙れ』と言われてきました。ドロイドだって戦えるんだ!」と叫んでみせたアンソニーは、過去の自身の写真を見ながら「昔はJ.J.みたいに髪が黒かった」などジョークを連発し、会場を沸かせた。
また、本作への再登場が伝えられているランド・カルリジアン役のビリー・ディー・ウィリアムズも登場。大歓声を前に「戻ってこれて嬉しい」と感慨深げな笑みを浮かべた。会場の大型モニターで劇中姿が初披露されると、詰めかけたファンは大興奮。J.J.によれば、ビリーが登場するシーンでは多くのエキストラが揃っていたが、撮影現場にビリーが現れると一同は静まり返ってその姿に見とれていたという。ビリーは、「ランドが私を離れたことはありませんよ」と沸かせる。
続けてステージには、レイ役デイジー・リドリー、フィン役ジョン・ボイエガ、ポー・ダメロン役オスカー・アイザック、チューバッカ役ヨーナス・スオタモ、ローズ役ケリー・マリー・トラン、新キャラクターのジャンナ役ナオミ・アッキー、そしてBB-8も揃って登場。これで登場ゲストが全て揃った。
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