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ジェフリー・エプスタイン事件、初のドラマ化企画が始動 ─ ローラ・ダーン主演、実際の報道記者も参加

ローラ・ダーン
Photo by Bryan Berlin https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Laura_Dern_Is_This_Thing_On-21.jpg Remixed by THE RIVER

「ジェフリー・エプスタイン事件」を題材とする初のドラマシリーズが企画されていることがわかった。主演・製作総指揮は『ジュラシック・パーク』シリーズのローラ・ダーンが務める。米Varietyなどが報じた。

ジェフリー・エプスタイン事件とは、アメリカの大富豪ジェフリー・エプスタインが、未成年女性を含む多数の被害者に対し、金銭と引き換えに性行為を強要するなどの性的搾取を長年続けていたとされる一連の事件。2008年には有罪判決を受けたが、服役はわずか13ヶ月程度となったことが問題視された。2019年に再逮捕されたあと、同年8月には拘置中に死亡。死因は自殺とされている。

エプスタインはドナルド・トランプ大統領を含む政財界の有力者や文化人と強いつながりがあり、大規模な性的人身取引ネットワークが存在したのではないかとみられてきた。現時点でその存在を立証する根拠は乏しいが、2025年後半から米司法省は捜査資料の公開を進めている(エプスタイン文書)。

本作はマイアミ・ヘラルド紙の記者ジュリー・K・ブラウンによる著書『ジェフリー・エプスタイン 億万長者の顔をした怪物』(ハーパーコリンズ・ジャパン刊)を原作とするリミテッドシリーズ。ブラウン自身の経験に基づき、「エプスタインと連邦検察の秘密の司法取引を暴いた」複数年にわたる衝撃的な調査報道と、その記録を描く。

製作はソニー・ピクチャーズ・テレビジョン。エプスタイン事件については、Netflixシリーズ「ジェフリー・エプスタイン: 権力と背徳の億万長者」(2020)など複数のドキュメンタリー作品が製作されてきたが、本作が正式に実現した場合は史上初のドラマシリーズとなる。

ダーンは原作者のジュリー・K・ブラウン役を演じる。脚本・ショーランナーは「ミセス・アメリカ~時代に挑んだ女たち~」(2020)や「彼女のかけら」(2022)のシャロン・ホフマンと、「ナイト・エージェント」のアイリーン・マイヤーズが務める。

製作総指揮にはダーン、ブラウン、ホフマン、マイヤーズのほか、「メディア王 〜華麗なる一族〜」(2018~2023)『ドント・ルック・アップ』(2021)のアダム・マッケイ&ケヴィン・メシックが名を連ねた。

ブラウンはマイアミ・ヘラルド紙の記者としてエプスタイン事件を厳しく追及。被害者の実名証言を含む報道は、エプスタインに対する新たな容疑の立件や共犯者ギレーヌ・マクスウェルの訴追(2021年に有罪判決)、さらにはエプスタイン文書の公開などにもつながった。

▼海外ドラマ の記事

Source: Variety, The Hollywood Reporter

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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