『エターナルズ』ドルイグ役バリー・コーガン、続編のアイデアあり ─ 演技は『スター・ウォーズ』ヘイデン・クリステンセンを参考

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『エターナルズ』にドルイグ役で出演したバリー・コーガンには、自身が演じたキャラクターに関して続編のアイデアがあるという。米GQの動画インタビューで語っている。
『エターナルズ』は、数千年もの間人類の運命を見守ってきた10人の守護者、“エターナルズ”の物語。コーガンはチームメンバーの1人、コズミック・エネルギーを駆使してマインドコントロールする能力を持つドルイグを演じた。
映画の最後に「エターナルズは帰ってくる」とのテロップも表示されたこともあり、続編の製作にも期待が寄せられているが、現時点では未発表のまま。もし実現したら、コーガンはこのようなドルイグを見てみたいという。
「彼がみんなをマインドコントロールする映画を見たいです。特に動機もなく、ただただマインドコントロールするんです(笑)。」

一国をも滅ぼしうる最強の力を備えるドルイグは、同時に繊細な心の持ち主。争いを止めない人間たちに幻滅してしばらくメンバーと距離を置く姿が印象的だった。そのようなドルイグの“人間らしさ”は、コーガンが演じる上で意識したことでもある。
「スーパーヒーロー映画を準備する上では、(キャラクターに)人間性を与える必要があります。スーパーヒーローのために演じるのではなく、彼らの人間的な側面を引き出すことが大切なんです。
クロエ(・ジャオ監督)は、僕らしくいさせてくれました。平穏でいてほしい、と。クロエはよく『スター・ウォーズ』のヘイデン・クリステンセンを参考にされていましたね。もっと穏やかに、もっと顎をあげて堂々と振る舞うよう助言をいただきました。もう少しゆっくりと歩くことも学びましたが、役作りとして行なったのはそれくらいです。僕自身も、みんなをマインドコントロールしようとしていましたけどね(笑)。」
コーガンといえば、近年飛ぶ鳥を落とす勢いの活躍を見せている。2022年には『イニシェリン島の精霊』でアカデミー賞助演男優賞に、翌2023年には『Saltburn』でゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネートされた。また、DC映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(2022)ではジョーカーを演じたことも話題となったが、更なる活躍に期待したい。