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『エターナルズ』セルシ役ジェンマ・チャン、2度目のMCU出演をオファーされた直後の反応は?

エターナルズ
(c)Marvel Studios 2021

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新作映画『エターナルズ』で主人公のセルシ役に抜擢されたのは、『キャプテン・マーベル』(2019)でクリー人のミン・エルヴァを演じたジェンマ・チャン。MCUにおいて別の役で2度出演した俳優といえば、人工知能のジャーヴィスとヴィジョンを演じたポール・ベタニーが主に挙げられるが、厳密に言えば両者は全く別のキャラクターというわけではない。

いずれにせよ非常に稀な機会に恵まれたジェンマにとって、MCUへのカムバックは予想外の出来事だったようだ。ジェンマは米ScreenRantに、『エターナルズ』への出演をオファーされた時の率直な気持ちを伝えている。

「正直に言うと、私も他の皆さんと同じようにビックリしたんです。復帰するなんて思ってもみませんでした。けれど、それは気持ち良いほうのサプライズでしたね。もちろんチャンスに飛びつきましたし、リチャード(・マッデン)や他の素晴らしい俳優たちとご一緒できるのは最高でした。」

そんなジェンマは、『エターナルズ』の現場で『キャプテン・マーベル』とは違う製作プロセスを経験したのだとか。一体どういうことなのか。

今回は、青く塗られなくて済んだんですよ。だから深夜の2時半とか3時に集合して、ボディペイントのために4時間もスプレーをかけられなくて良かったんです。

ところで気になるのは、マーベル・スタジオがなぜ、セルシ役にMCU経験者であるジェンマをあえて起用したのか。どうやら、これにはMCUを率いるケヴィン・ファイギの思いが大きかったようだ。ジェンマによれば、『クレイジー・リッチ!』(2018)のプロモーション中にファイギと会う機会があったといい、その場で「あなたの作品が大好きで、ぜひもう一度ご一緒したいです」と言われたのだとか。ジェンマは、「ただ気を遣ってもらっただけだと思いました。まさかこんなに(実現が)早いものだなんて考えもしませんでした」と米Entertainment Weeklyに語っていた。

一方のファイギはというと、もしセルシ役にジェンマを起用していなければ「自ら災いを招くことになっていた」と話すほど、自らの決断に確信を持っている様子。そんなファイギにとって、ジェンマの起用は、マーベル映画『ファンタスティック・フォー』シリーズのヒューマン・トーチ役として知られていたクリス・エヴァンスを『キャプテン・アメリカ』シリーズの主演に抜擢した時を思い出させたのだという。

「クリス・エヴァンスがキャプテン・アメリカ役の候補だったことを例に出すことができます。当時、“彼(エヴァンス)はヒューマン・トーチを演じたのだから、候補として検討するべきではない”と考える人もいました。でも私はノーと答えたんです。あとは歴史が伝える通りです。」

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。