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『エターナルズ』MCU初、同性愛者のキスシーンが登場 ─ 出演者が明かす「とても素敵で、感動的です」

エターナルズ

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のフェイズ4を切り拓く、2020年公開の新作映画エターナルズ(原題:The Eternals)』に、MCU史上初となる同性愛者のキスシーンが含まれていることがわかった。出演者のハーズ・スレイマンが、LGBTをテーマとする米国のケーブルテレビ局「Logo」のウェブメディアNewNowNextにて明らかにした。

この記事には、映画『エターナルズ』のネタバレと捉えうる内容が含まれています。

MCUを指揮するマーベル・スタジオは、かねてよりセクシャルマイノリティのキャラクターを映画に登場させる意志を示してきた。たとえば『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)にてテッサ・トンプソンが演じたヴァルキリーはバイセクシャルという裏設定が与えられており、次回作『マイティ・ソー/ラブ&サンダー(原題:Thor Love and Thunder)』では、そのセクシャリティにもフォーカスが当てられるという。

『エターナルズ』にゲイのキャラクターが登場することは、2019年8月、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長によって認められていたもの。このたび、そのキャラクターが「アトランタ」(2016-)『ジョーカー』(2019)のブライアン・タイリー・ヘンリー演じる科学者ファストスであることがわかった。ハーズが演じるのはファストスと結婚しているパートナーの役柄(役名不明)で、2人の間には子供もいる設定。劇中にはファストスとパートナーのキスシーンもあるという。

「とても素敵で、感動的なキスです。現場のみんなが泣いていました。私にとっては、同性愛者の家族がいかに愛情にあふれ、美しくありえるのかを示せるのはとても重要なこと。ブライアン・タイリー・ヘンリーは本当にすごい俳優で、この役割を非常に美しいものにしてくれました。彼の目に子供が映った時、同性愛者の誰もがかつては子供だったことを思い出してもらうのは大切だと思ったんです。私たちはいつも、セクシャリティや反抗的な存在として描かれていて、そういうことを忘れてしまう。人間としての側面に繋がることを忘れてしまうんです。」

ブライアン・タイリー・ヘンリー
ブライアン・タイリー・ヘンリー Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/48462710841/ Remixed by THE RIVER

『エターナルズ』は7,000年にもわたる年月を舞台に、銀河の新たなチームが初登場するユニバースの新機軸。「マーベル映画史上もっともSF的で、もっとも壮大な作品」だと形容されているだけでなく、世界各国から人種や国籍などを問わずにキャスティングされた出演者の多様性も注目を集めている。ファストスとパートナー、その子供が物語上どのような役割を担うのかは、まだ明らかにされていない。

映画における同性愛者のキスシーンといえば、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)が中東で該当シーンをカットして上映されたことが記憶に新しい。世界にはいまだ同性愛を厳しく禁じる国々があるほか、法的には問題とされていない中国でさえ、『君の名前で僕を呼んで』(2017)は上映されず、『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)は本編を10分以上カットして劇場公開されている。アメリカに次ぐ巨大映画市場である中国は、『エターナルズ』にとっても重要なマーケットだ。『スカイウォーカーの夜明け』の該当シーンは中国ではカットされずに上映されたが、『エターナルズ』の場合はどうか。

映画『エターナルズ(原題:Eternals)』は2020年11月6日に米国公開予定

Sources: NewNowNext, Good Morning America

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。劇場用プログラムや各種媒体への寄稿なども喜んで承りますので、お気軽にお尋ねください。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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