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『エターナルズ』ワールド・プレミア直前まで完成していなかった ─ 「作業を終えない」監督の製作スタイル

エターナルズ
(c)Marvel Studios 2021

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作エターナルズに起用されたクロエ・ジャオ監督は、これまでMCUに登場してきた作り手の中でも特異的な人物といっていい。『ノマドランド』(2020)『ザ・ライダー』(2017)などに続き、長編映画はまだ4作目。アカデミー賞受賞監督がMCU作品を撮ることも史上初めてだ。

そんなジャオ監督は、『エターナルズ』の製作に長い時間を費やしており、2021年10月18日(現地時間)に米ロサンゼルスで開催されたワールド・プレミア直前まで編集作業を続けていたことを明かした。米/Filmの取材にて、監督は「映画は先週完成したところ」とコメント。10月18日は月曜日だったのだから、相当ギリギリまで作業が続いていたことがうかがえる。

ハリウッドの大作映画の場合、公開直前まで製作が進められることは決して珍しくない。スムーズに撮影・編集が行われ、お披露目の1ヶ月前には仕上がっている作品もあるが、製作トラブルゆえに現場が大変な状況に追い込まれ、やむなく作業が継続されるケースもあるのだ。もっとも『エターナルズ』の場合、作業が続いていたのはジャオ監督の姿勢に理由があったらしい。

(作業は)終わらないんです。“プラスしていく”という言葉が私たちは大好きで。だから、編集室から私をつまみ出さなきゃいけないんですよ。作品を見せる必要があるまで、私は作業をやめないから。」

ちなみに映画界には、映画祭やプレミア上映を経て、さらに作品に手を加えていく監督も存在する。『エターナルズ』はディズニー/マーベル・スタジオという巨大スタジオの作品ということもあり、そこまでの作業は行われなかったようだが、監督の指向性、映画作家としてのスタンスの一端がうかがえるエピソードだ。

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Source: /Film

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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