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ウィレム・デフォー、17年ぶり来日決定 ─ 『永遠の門  ゴッホの見た未来』ジュリアン・シュナーベル監督と

永遠の門 ゴッホの見た未来
© Walk Home Productions LLC 2018

『潜水服は蝶の夢を見る』(2007)のジュリアン・シュナーベル監督が、天才画家フィンセント・ファン・ゴッホの半生を描く映画『永遠の門 ゴッホの見た未来』が2019年11月8日(金)に全国ロードショーとなる。このたび公開に先がけて、主演のウィレム・デフォーとジュリアン・シュナーベル監督の来日が決定した

幼いころから精神に病を抱え、まともな人間関係を築けず、常に孤独だったフィンセント・ファン・ゴッホ。才能を認め合ったゴーギャンとの共同生活も、ゴッホの衝撃的な事件によって幕を閉じてしまう。あまりに偉大な名画を残した天才は、その人生に何をみていたのか――。ゴッホを演じたデフォーは、監督をもって「この役は、彼しか考えられなかった」と言わしめ、本作で第75回ヴェネチア国際映画祭で最優秀男優賞に輝き、アカデミー賞主演男優賞に初ノミネートを果たした。

『プラトーン』(1986)『処刑人』(1999)『スパイダーマン』(2002)『ジョン・ウィック』(2014)『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(2017)『アクアマン』(2018)など、数えきれないほどの作品で知られるデフォーは、2002年に『スパイダーマン』のプロモーションで来日して以来、実に17年ぶり5度目の来日。ジュリアン・シュナーベル監督とともに、2019年9月下旬に行われるジャパンプレミアにも参加予定だ。

ウィレム・デフォー プロフィール

永遠の門 ゴッホの見た未来
© Walk Home Productions LLC 2018

1955年7月22日、アメリカ・ウィスコンシン生まれ。ニューヨークを拠点とする実験的な劇団ウースターグループで活動後、マイケル・チミノ監督の『天国の門』(1981)で映画デビュー。『ストリート・オブ・ファイヤー』(1984)のギャングのリーダー・レイヴェン役で注目を集め、『最後の誘惑』(1988)『スパイダーマン』(2002)『アンチクライスト』(2009)『グランド・ブダペスト・ホテル』(2013)などハリウッド大作からインディペンデントの話題作まで100本以上の映画に出演する。

カルト・ムービーのクラシック『処刑人』(1999)の狂信的なFBI捜査官や、フィルム・ノワール風の『ジョン・ウィック』(2014)で演じたベテランの殺し屋など幅広い役柄を演じ、世界的に敬意と支持を集める。声優としても『ファインディング・ニモ』(2003)などに出演。『プラトーン』(1986)『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』(2000)『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(2017)でアカデミー賞®助演男優賞に3度ノミネートされ、本作で第75回ヴェネチア国際映画祭男優賞を受賞。アカデミー賞®主演男優賞にもノミネートされた。

ジュリアン・シュナーベル プロフィール

1951年10月26日、アメリカ・ニューヨーク生まれ。1965年にテキサスに移り、1973年にヒューストン大学で美術の学士号を取得する。その後、ニューヨークに戻り、1978年に旅したバルセロナでアントニ・ガウディの建築物に心動かされ、初めて絵を描き、創作活動を開始。1979年にはニューヨークで初の個展を開き、その後も世界各国で展覧会を開く。彼の作品は、現在も各地の現代美術館でコレクションとして収蔵されている。

映画監督デビュー作は、80年代にニューヨークで共に活動し、27歳の若さで亡くなった画家ジャン=ミシェル・バスキアを描いた『バスキア』(1996)。その後キューバ出身の亡命作家レイナルド・アレナスを描いた『夜になるまえに』(2000)でヴェネチア国際映画祭審査員特別賞と主演男優賞(ハビエル・バルデム)を受賞。監督第3作『潜水服は蝶の夢を見る』(2007)ではカンヌ国際映画祭監督賞、ゴールデングローブ賞監督賞と外国語映画賞を受賞。その後も『ルー・リード/ベルリン』(2007)『ミラル』(2010)を監督。音楽活動も行うなど、多方面で才能を発揮している。

永遠の門 ゴッホの見た未来
© Walk Home Productions LLC 2018

本作が描くゴッホは世の中で認められず、近しい芸術家たちとも真っ当な人間関係を築けず、常に孤独の中に生きる。そんな彼が唯一才能を認め合い、心の内をさらけ出すことのできたポール・ゴーギャンとの出会いと、共同生活の破綻。そして、いまだ多くの謎が残る死。生きているうちには誰にも理解されなくとも、自分が見た“世界の美しさ”を信じて、ゴッホはひたすら筆を握り続けた。不器用なまでに芸術と向き合った孤高の画家が人生を通して何を見つめていたのかを、鬼才監督ジュリアン・シュナーベルが渾身の力で描いた、圧倒的映像美で贈る珠玉の一本だ。

ポール・ゴーギャン役を演じるのは、『スター・ウォーズ』新3部作などのオスカー・アイザック。聖職者役を『ドクター・ストレンジ』(2016)『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)のマッツ・ミケルセン、ゴッホの弟テオ役を「HOMELAND」(2011-)のルパート・フレンド、ガシェ役を『潜水服は蝶の夢を見る』でシュナーベル監督とタッグを組んだマチュー・アマルリックが演じる。

映画『永遠の門 ゴッホの見た未来』は2019年11月8日(金)より全国順次ロードショー。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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