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で、EU離脱って何?映画好きのための『EU離脱問題』解説+今観るべきイギリス映画5選

『ミス・ポター』

2006年/クリス・ヌーナン監督

1902年、ロンドン。あのピーターラビットの作者ビアトリクス・ポターの半生を綴った映画です。
当時は、ビクトリア朝が終わってもなお、イギリスは上下関係を重んじる封建的な空気が未だ漂っていました。階級社会のイギリスでは、ポターのような上流階級の女性が仕事を持つことはあり得ないとされていました。しかし、ポターには夢がありました。当時が淡く蘇る、イングランドの湖水地方の美しさが映える映画です。

『堕天使のパスポート』

https://www.youtube.com/watch?v=eMC68qlZnKg

2002年/スティーヴン・フリアーズ監督

イギリスのロンドンで、不法移民として暮らしていたホテルメイドと(あの『アメリ』のオドレイ・トトゥ)、同じ職場で働く黒人男性は同居していました。まさに移民問題と戦う今のイギリスにはタイムリーな作品なのではないでしょうか。
その二人は、パスポートを手に入れようと、日々底辺の過酷な暮らしを耐えていました。華やかなイメージのある英国とは裏腹に下層社会の現実を目の当たりにしたり、ホテルで衝撃の現場を目撃してしまい、そこから人生が大きく変わってしまうサスペンス要素も含まれています。
貧困差の激しい英国で、労働者たちは日々必死に働いています。移民の人も、必死に働き、希望を持って英国に訪れていたのだという、明日への生きる希望を感じることができる作品です。

『トレインスポッティング』

1996年/ダニー・ボイル

この映画でイギリス映画は復活したといっても過言ではないのではないでしょうか。不況にあえぐスコットランドに住む、ヘロイン中毒のレントンは、スパッド、シックボーイ、ベグビーたちと現実から逃げるようにしてドラッグ漬けの毎日を送っていました。毎日どん底、毎日おなじようにラリってるだけで、惰性な日々が続きます。しかし、その中に一筋の希望の光も垣間見れます。レントンは、必死にいまの生活から抜け出そうと、ロンドンへ就職し、普通の生活を目指そうとします。こちらの映画も労働階級の家庭が描かれています。英国映画において、階級社会を描くことは避けては通れない道なのかもしれません。

そして、EU離脱が決まり、スコットランドはイギリスからの独立する可能性が出てきました。そうすると、イギリスの国旗ユニオンジャックからあのスコットランドが消えてしまうということになりますね。今度の動きに注目です。

https://theriver.jp/brexit/

Writer

K氏
K氏

ホラー以外を好む雑食系。ミーハーです。

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