『アントマン』ホープ役女優、マーベルヒーローは「自分たちを深刻に考えすぎてない」とのコメントに「DCのことか?」と米メディアが反応

2017年3月2日から5日にかけてシアトルで開催されたエメラルド・シティ・コミコンでは、『アントマン』でヒロインのホープを演じたエヴァンジェリン・リリーがパネル・ゲストとして登場。『アントマン』出演経緯やヒーロー映画について意見を語り、話題を呼んでいる。
エヴァンジェリンは、2004年から2010年にかけて放送された人気ドラマ『LOST』出演後に女優引退を考えたという。その後、2013年にピーター・ジャクソン監督から映画『ホビット』シリーズで素晴らしい役を与えられ、女優業を継続することになるが、同シリーズ終了後にも再び引退を考えるようになる。
そんなエヴァンジェリンのキャリアに転機をもたらしたのが『アントマン』原案・脚本のエドガー・ライト(続編では降板)。エヴァンジェリン・リリーを呼び、『アントマン』の役を打診するが、実は当時彼女はマーベル映画を全くと言って良いほど知らなかったと語っている。
「当時私が観たマーベル映画っていったら、アイアンマンくらいで。しかも、それがマーベル映画ってことすら知らなかったんですよね。だから、馬鹿げたスーパーヒーロー映画はやりたくないなぁって感じでした。」
ここで会場からはブーイングが挙がったというが、まぁ和やかなものだろう。エヴァンジェリンは、エドガー・ライトとの仕事は楽しかったと述懐しながらこう語ったという。
「ポール・ラッド(アントマン/スコット・ラング役)のおかげで更に素晴らしいものになっていました。ポール・ラッドをスーパーヒーロー役にキャスティングするなんて、普通思いつきます?
そこからマーベルの人たちや、今彼らがどういうことになってるのかを調べてみたんです。そしたら、どうやら超スゴいことになってるみたいだぞ、とわかったんです。」
そしてエヴァンジェリンは、何だか聞いたことのある議論について、遠回しに触れるに至る。
「今まで私は、どれだけクールなスーパーヒーローを創り上げる人たちを見過ごしてきたかって。自分たちのことを深刻に考えすぎないスーパーヒーローたちをね。」
ん?”自分たちにことを深刻に考えすぎ”るヒーロー?それって…。すぐに察しが付くように、会場でも実際に「オオオオーウ!」という大きな嘆きが挙がったそうだ。
エヴァンジェリンは、”DC”という単語を実際に発言したわけではないようだが、これを受けて複数の海外メディアは「『アントマン』のワスプ役、DC映画は”自分たちを深刻に受け止めすぎ”と発言!」「『アントマン』のエヴァンジェリン・リリー、なぜDC映画がうまくいかないかをコメント!」など、仰々しい見出しと共に報じている。
『アントマン』は、続編『アントマン・アンド・ワスプ(原題:Ant-Man and The Wasp)』の全米公開が2018年7月6日にアナウンスされている。
「1年後、私はワスプのコスチュームを着てブンブン飛び回ってますよ。」
続編『アントマン・アンド・ワスプ』現在の噂
『アントマン』続編は、2017年6月にアトランタにて撮影スタート予定。撮影準備は既に開始されているので、近いうちに新キャスティングなどの発表があると予測される。ちなみに撮影中のシークレット・タイトルは『チェリー・ブルー(Cherry Blue)』だそう。
ワスプ/ホープ・ヴァン・ダイン役のエヴァンジェリン・リリーに、アントマン/スコット・ラング役のポール・ラッドはもちろん、ハンク・ピム博士役のマイケル・ダグラスに、3馬鹿トリオのルイス役、マイケル・ペーニャの再登場も既に報じられている。
なお、シャロン・ストーンがマーベル・シネマティック・ユニバースへの出演契約を交わしていることが既に報じられており、これがジャネット・ヴァン・ダイン役なのではないかとの噂もあるが、現時点では定かではない。
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