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キャプテン・アメリカ役クリス・エヴァンス、政界進出も「ありえなくはない」 ─ 現在の心境を率直に語る

クリス・エヴァンス Chris Evans
David Gabber /Landmark Media 写真:ゼータ イメージ

マーベル映画のキャプテン・アメリカ役で知られるクリス・エヴァンスは、ハリウッドのスター俳優のなかでも、特に政治的発言に積極的な人物だ。2020年には、社会的・政治的トピックを多数の政治家に取材することで政治への市民参加を促すウェブサイト「A Starting Point」を設立し、独自の取り組みもスタートさせた。

2020年12月5日(米国時間)、世界最大のテクノロジーカンファレンス「Web Summit 2020」に登場したクリスは、「選挙への出馬を考えたことはありませんか?」との質問に「やることが多そう」とジョークで応じつつ、「幸いにも、自分がやらなくてはという思いには至っていません」と語った。

「選出された議員の方々とワシントンD.C.で話をしていたら、誰もが“市長は良い仕事だ”って言うんです。政治をやるなら市長がいい、それが全員の総意のようでした。だけど、どうでしょうね。大変だと思うんですよ。他のどんな職業よりも、人々は政治の実情を知らないまま“こうすべきだ”って言いたがるもの。だけど、実際は妥協こそが現実なのだと思うし、それはつらいことです。だから、自分が政治をやりたいと思えるかどうか分かりません。(政治家になると)誰もがすぐ皮肉っぽくなるけれど、僕は理想主義者でいたいし、希望を抱いていたいんです。」

将来的な可能性について、クリスは「ありえないとは言いません」と言い、すべてを否定することはしていない。しかし、その一方で「これは謙虚なふりをしているのではなく、僕は(政界のことを)よく分かっていないんです。考えることもできない」と述べているのだ。「自分にやれると思うなんて、軽蔑になるのではないか」との言葉からは、クリスの政治家に対する敬意、政治に対する慎重さが垣間見える。

質問に答える中で、クリスは「(政界進出ではなく)手助けをするのなら別の方法を探すでしょう」とも口にした。スター俳優としては珍しいと言える「A Starting Point」の取り組みは、今のクリスが考えられる、政治参加に関する「別の方法」なのだろう。政治的な発言や活動が今後どうなっていくのか、心境がどう変わっていくのかということも、俳優クリス・エヴァンスを追いかけていく上では重要な側面と言えそうだ。

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。外部寄稿に『TENET テネット』『ジョーカー』『シャザム!』『ポラロイド』劇場用プログラム寄稿など。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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