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サム・ライミ監督、『死霊のはらわた』新作映画を計画中 ─ 「半年以内に動きがあるかも」

死霊のはらわた リターンズ
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『スパイダーマン』3部作でも知られるホラー映画の巨匠サム・ライミ監督が、自身の原点である『死霊のはらわた』シリーズの新作映画を計画していることを明かした。

スプラッター・ホラーの金字塔として知られる『死霊のはらわた』シリーズは、1981年に第1作、1987年に続編『死霊のはらわたII』、1993年に第3作『キャプテン・スーパーマーケット』が製作された。その後、2013年にはリメイク版『死霊のはらわた』、2015~2018年にはオリジナル版映画の30年後を描く続編として、ドラマシリーズ「死霊のはらわた リターンズ」が放送されている。

このたび米Bloody Disgustingのインタビューにて、『死霊のはらわた』シリーズの今後について尋ねられたライミ監督は「新作を作りたい」と答えた。「テレビ版の今後はないと思いますが、ブルース(・キャンベル)やロブ(ロバート・タパート)と話し合いをしています。次の映画を作る方法が、ひとつ、ふたつあるんです。『死霊のはらわた』の新作映画を作りたいと思っていますし、すでにアイデアの作業をしているんですよ」。

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ブルース・キャンベルはシリーズの全作品で主人公アッシュを演じた俳優で、プロデューサーも兼任。ロバート・タパートも同じく全作品のプロデューサーを務めている。しかしブルースは「死霊のはらわた リターンズ」の放送終了後、シリーズからの引退を口にしており、新作が作られるにしても関与のほどは不明だ。現在、ライミ監督は考えられる新作の方向性を語っている。

「ブルース・キャンベルが引退を撤回してくれれば感激します。オリジナル版『死霊のはらわた』に戻ることになるでしょうね。もし撤回してくれなくても、一緒に仕事ができればすごく嬉しい。それに、フェデ(・アルバレス、リメイク版監督)が復帰して続編を作ってくれても。だけど、彼はもう人気者になりましたから。成功して需要のあるアーティストですし、やりたがってくれるとは思いませんね。」

どうやら先行きはまだ不透明のようだが、監督は「第三の可能性についても話し合っています」と述べている。ただし監督は詳細に言及せず、ひとまずは「半年以内に『死霊のはらわた』の映画に動きがあるかもしれません」との結論を添えるにとどまった。

オリジナルでもリメイク版でもないとくれば、ついに本格リブートだろうか。名作ホラーのリバイバルが盛んな昨今、『死霊のはらわた』が新たなストーリーで蘇ることも十分にありうるだろうが、いかに…。オリジナル版の続編、リメイク版の続編、あるいは完全リブート、もし新作が作られるなら、どの展開を観てみたい?

サム・ライミ&フェデ・アルバレスといえば

Source: Bloody Disgusting

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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