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『スター・ウォーズ』プリクエル当時は「冷笑もされた」 ─ オビ=ワン役ユアン・マクレガー、評価の変化に「嬉しく思う」

オビ=ワン・ケノービ
Obi-Wan Kenobi (Ewan McGregor) searches for answers in the library of the Jedi Temple in Star Wars: Episode III Revenge of the Sith. PHOTO: SUPPLIED BY GLOBE PHOTOS INC 2005 K43179

『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999)より幕を開いた『スター・ウォーズ』プリクエル(前日譚)3部作は、『エピソード1』公開から早20年、完結作『エピソード3 /シスの復讐』(2005)からも14年となる(2019年時点)。公開当時こそ激しい賛否に晒されたプリクエル3部作だが、年月を経てその評価にも変化が見られる。

米Vanity Fairは、特集として『25年間、最も影響力ある映画のシーン25選』を掲載。そのうちのひとつとして、『エピソード3/シスの復讐』より、オビ=ワンがアナキンに「選ばれし者だったのに!」と叫ぶシーンを挙げた。

『エピソード3/シスの復讐』では、実力あるジェダイの騎士として活躍したアナキン・スカイウォーカーがついに暗黒面に転落。惑星ムスタファーではオビ=ワン・ケノービと禁断の師弟対決を繰り広げ、敗れたアナキンは両脚を失って灼熱の地でのたうち回る。かつての愛弟子の変わり果てた姿に、オビ=ワンは「選ばれし者だったのに!」「お前を愛していた」と虚しく叫んだ。

「このシーンは、オビ=ワンにとっては痛ましいものでした。私はアナキンを失い、エピソード4、5、そして6に通じる危機を目の当たりにする。」オビ=ワンを演じたユアン・マクレガーは、この選出にあたってコメントを寄せている。そこで、プリクエル当時の世論の様子と、現在のファン評価の移り変わりについて語った。

当時子供だったファンが大人に

ユアンは、「『エピソード3』は全てグリーンスクリーンで撮影されました」と振り返る。『スター・ウォーズ』プリクエルは、他のどの長編映画よりも先駆けてデジタル撮影技術を導入しており、『エピソード2/クローンの攻撃』(2002)よりグリーンバック撮影を行っている。

「僕たちは緑の背景の中、緑のフロアの上の緑のディスクに乗せられて。ライトセーバーで突き合うところでは、フロア上の人が僕たちをまるでチキンみたいに回転させました。感情をつなぎとめるのは、共演相手だけ。『エピソード2』では、ひとりで空虚に向かって話しかけていましたし。」

「グリーンスクリーンについては色々と嘆いたけれど、オビ=ワンと、アレック・ギネスへの繋がりを演じることができたのは楽しかったです」と続けるユアンは、プリクエル公開当時に巻き起こったファンからの批判が、時を経て変化した感覚を述べている。

「ジョージ・ルーカスがプリクエルに求めたのは、大きな変化。だからこそ、ファンは裏切られたと感じたのです。笑われて、ジョークにされたときは当惑しました。

あれから何年も経った今、当時子供だった世代にとってプリクエルは意義深いものになりました。当時は笑われて、冷笑もされていたけれど、今では作品を受け取った(当時の)子供たちから感想を貰えるようになりました。とても嬉しく思います。

『スター・ウォーズ』プリクエルに対する印象の変化といえば、自身も『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)に登場する筋金入りのファンとして知られる俳優のサイモン・ペッグも、「プリクエルには色々文句を言ってしまったけど、やっぱり彼のイマジネーションって凄かったんだなって。」「ジョージ・ルーカスが恋しい」と告白している

ディズニー買収を転換期に、『スター・ウォーズ』は新三部作でまたひとつ表情を変えている。こちらも賛否が別れた格好だが、プリクエル同様、15年〜20年が経った頃の印象の変化も楽しみだ。

なお、『スター・ウォーズ/エピソード9(仮題)』は2019年12月20日の日本公開が決定している。

Source:Vanity Fair

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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