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アレキサンダー・マックイーンの生涯描く『マックイーン:モードの反逆児』公開決定 ─ 恋をするように服を作り 命まで捧げた ドラマより劇的な人生

マックイーン:モードの反逆児
© Salon Galahad Ltd 2018

イギリスを代表する有名ファッションブランドで知られるアレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)の生涯に迫るドキュメンタリー映画『マックイーン:モードの反逆児』が、2019年4月5日より日本公開となることがわかった。

前衛的なデザインと独自の美学、ずば抜けた想像力から生み出される数々のショーで世界を魅了しながらも、その成功の影で悩み苦しんだ、天才にしてファッション界の反逆児アレキサンダー・マックイーンのドラマティックな人生。友人や家族たちとの独占インタビュー、掘り起こされたファッションアーカイブ、そして友人でもあったマイケル・ナイマンによる極上の音楽を通して称賛を込めながら描き出す。

ロンドンの労働者階級出身で、日々の食費にも困っていた青年が、23歳で失業保険を資金にファッションデザイナーとしてデビュー。次々と開いたセンセーショナルなショーは、大絶賛とバッシングで真っ二つに分かれ、彼の名前「アレキサンダー・マックイーン」は、たちまち世に広まった。そして1996年、弱冠27歳で「ジバンシィ(GIVENCHY)」のデザイナーに抜擢されて世界を驚かせる。一方で、自身のブランドのショーはますます過激になり、「モードの反逆児」と名付けられるが、デヴィッド・ボウイやレディー・ガガの衣装やビョークのミュージックビデオの監督、プーマやティム・バートンとのコラボなどラブコールは後を絶たず、34歳で大英帝国勲章を授与される。だが、富と名声の絶頂期にいた40歳で突然、自ら命を断ってしまう。

いったい彼はどんな人物で、いかにして現代のおとぎ話のような成功を果たし、なぜ燃え尽きてしまったのか。
『ピアノ・レッスン』(1993)の作曲家マイケル・ナイマンの音楽に乗せて、伝説となったショーとその裏側を公開。天職と出会った幸福と、命まで捧げた理由に迫る、どんなドラマよりも劇的でエモーショナルなドキュメンタリーが誕生した。

アレキサンダー・マックイーンとは

マックイーン:モードの反逆児
© Salon Galahad Ltd 2018

本名は、リー・アレキサンダー・マックイーン(Lee Alexander McQueen)。1969年ロンドン生まれ。
自身の名を冠した「アレキサンダー・マックイーン」はイギリスを代表するファッションブランドとなり、2011年にはキャサリン妃が結婚式に選んだウェディングドレスとして話題をさらった。前衛的なデザイン、人間の光と闇を映し出す独自の美学とずば抜けた想像力から創り出させれるコレクションは、ビョーク、レディー・ガガ、リアーナなどの個性的なファッション・スタイルをもつ顧客を抱えていたほか、ブリティッシュ・デザイナー・オブ・ザ・イヤーを4度にわたって受賞した。

2010年、母親をロンドン・ファッションウィークの数日前に亡くす。そして母の葬儀の前日である2月 11日朝、自宅で亡くなっているのを、家政婦が発見。40年という短い生涯を終える。

映画『マックイーン:モードの反逆児』は、2019年4月5日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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