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ザック・エフロン主演、連続殺人鬼テッド・バンディの実話映画をNetflixが配給へ ─ 日本での配信は不明

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『グレイテスト・ショーマン』(2017)のザック・エフロンが実在の連続殺人鬼テッド・バンディを演じる実話映画『Extremely Wicked, Shockingly Evil and Vile(原題)』の配給権をNetflixが獲得する見込みであることがわかった。米The Hollywood Reporterなどが伝えている。

2019年2月4日の報道によれば、Netflixは米国と海外(一部地域)での配給権を取得する方向で、契約は800~900万ドルで成立間近だという。なお、本作が日本でもNetflixにて配信されるかどうかは2月5日時点で不明だ。

本作『Extremely Wicked, Shockingly Evil and Vile(原題)』は2019年1月26日(米国時間)にサンダンス映画祭にて上映され、それに先がけて米国版予告編が公開されていた。

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『Extremely Wicked, Shockingly Evil and Vile(原題)』

テッド・バンディは1970年代に多数の若い女性を強姦・殺害し、被害者の人数は30人以上にものぼるとされる。バンディは知性的でウィットに富み、優れた容姿を兼ね備えており、おぞましい犯罪行為とは一致しないイメージが話題を集めた。逮捕後の脱獄、裁判で自分自身を弁護するというパフォーマンスも含めてアメリカ史に残る犯罪者といえよう。

物語の主人公はエフロン演じるバンディと、バンディの恋人だったシングルマザーのエリザベス・クレプファー。クレプファー役は『ハリウッド・スキャンダル』(2016)のリリー・コリンズが演じるほか、バンディに死刑を言い渡した裁判官エドワード・カワート役で名優ジョン・マルコヴィッチ、検察官ラリー・シンプソン役で『ドリーム』(2016)のジム・パーソンズ、バンディと獄中結婚するキャロル・アン・ブーン役で『メイズ・ランナー』シリーズのカヤ・スコデラリオが出演。『シックス・センス』(1999)のハーレイ・ジョエル・オスメントも登場する。

本作はサンダンス映画祭で上映されるや、米国メディアなどでエフロンの演技に絶賛が集まっている。その一方でバンディによる事件の被害者や遺族からは、予告編の公開直後より、バンディを好意的に取り上げるような動きに厳しい批判も寄せられている。早くも問題作となった本作について、ジョー・バーリンジャー監督は「バンディを美化するものではない」との声明を発表。エフロンも出演を引き受けた理由を説明するに至っている。

なおドキュメンタリー映画で高い評価を受けるバーリンジャー監督は、記録映像やインタビューなどを通してバンディに迫ったNetflixオリジナル作品『殺人鬼との対談: テッド・バンディの場合』(独占配信中)でも監督を担当。複数の作品からテッド・バンディという人物を掘り下げていく試みに取り組んだ。

映画『Extremely Wicked, Shockingly Evil and Vile(原題)』の米国配信日は未定。日本での公開・配信については続報の到着を待ちたい

Sources: THR, Variety, Deadline, Bustle

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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