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マーベル『ブラックパンサー』アニメ化、「ワカンダの秘密警察」が主役 ─ 実写にない自由度で「理想的な時代を創造」

アイズ・オブ・ワカンダ
© 2024 MARVEL. All Rights Reserved.

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『ブラックパンサー』シリーズの前日譚を描くアニメシリーズ「アイズ・オブ・ワカンダ(原題:Eyes of Wakanda)」が、いよいよ2025年夏にその全貌を明らかにする。

本作はMCU史上はじめて、MCUの正史と直接つながるアニメーション作品。「世界中を旅し、危険なヴィブラニウム製の人工物を回収する任務を課された勇敢な戦士たち」の物語と伝えられていたが、この“戦士たち”は映画に登場したドーラ・ミラージュではなく、コミックに登場している“ワカンダの秘密警察”ハトゥット・ゼラゼだという。

マーベル・スタジオのテレビ&アニメ部門を統括するブラッド・ウィンダーバウムは、ハトゥット・ゼラゼを「ワカンダのCIAのような存在」と形容する。

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「ハトゥット・ゼラゼは、盗まれたヴィブラニウムを取り戻す冒険に出かけることもありますが、ワカンダが侵略者を撃退して安全でいられるよう、秘密をきちんと隠しておかなければなりません。ワカンダに忠誠を誓いながら、外の世界を知るために、彼らはさまざまな挑戦をしているのです。」

本作のショーランナーは、『ブラックパンサー』シリーズでストーリーボード・アーティストを務めたトッド・ハリス。「実現には長い時間がかかりました。長らく頭の中で思い描いてきた物語です」と語る。「私はワカンダという場所を、“拡大”という束縛から人類を解放する象徴だと信じています。ワカンダは一線を引いています。決して越えない、誰にも越えさせない一線を」。

アイズ・オブ・ワカンダ
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ちなみに、本作が実写ではなくアニメシリーズになったのは、ハリスいわく「アニメーションはロケーションを無限に等しくできるから。エジプトとニューヨーク、月とオハイオを同じコストで実現できる」ためだという。「世界中で撮影するときの制約がアニメーションにはありません。その自由があったおかげで、人類史の影響を受けることなく、理想的な時代を創造することができました」

アニメシリーズ「アイズ・オブ・ワカンダ(原題:Eyes of Wakanda)」は2025年8月6日、米ディズニープラスで配信開始。日本での配信情報も待たれる。

Source: Walt Disney Company

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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