エズラ・ミラーが製作会社を設立、第1弾はSFミュージカル映画に ─ 「映画概念の常識から外れた作品を」

『ファンタスティック・ビースト』シリーズ、『ジャスティス・リーグ』(2017)のエズラ・ミラーが、詩人・俳優・歌手・ラッパー・牧師と幅広い顔を持つソール・ウィリアムズと製作会社MartyrLoserKin Productionsを設立したことがわかった。米Deadlineが報じている。
MartyrLoserKin Productionsは、企画第一弾として、ウィリアムズが監督を務めるSFミュージカル映画『ネプチューン・フロスト(原題:Neptune Frost)』を手掛ける。本作は、インターセックスのアフリカ人ハッカー、コルタンの鉱夫、そして彼らの間で生まれた驚異の存在を描く物語だ。
MartyrLoserKin Productionsは設立にあたって、今後の方向性について以下の声明を発表している。
「従来の映画概念の常識から外れた作品を生み出し、自然と映画業界に根付かせていきたい。より詩的で、奇妙で、探検的で、無秩序で、多様で、破壊的で、ノンバイナリーで、原生的で、環境的で、生態学的で、深く意識的で、私たちが住んでいる時代や、それらを制限しようとする力の両方に訴えかけるコンテンツを作っていく。」
『ネプチューン・フロスト』の製作総指揮には、ブロードウェイミュージカル『ハミルトン(原題:Hamilton)』のクリエイターで俳優のリン・マニュエル・ミランダと、フェラ・クティの生涯を描いたブロードウェイミュージカル『フェラ!』のプロデュースを担当したステファン・ヘンデルが就任している。2020年2月現在、ルワンダ共和国で撮影がスタートしているようだ。
Source: Deadline