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『F1/エフワン』白熱の音楽は巨匠ハンス・ジマー ─ 実際のコース上で録音、「本物のF1カーにマイク取り付けた」

Raph_PH https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Hans_Zimmer_in_2022.jpg

時速300km超の映画体験。ブラッド・ピット主演最新作『F1/エフワン』を盛り上げるのは、巨匠ハンス・ジマーによる劇伴音楽だ。監督のジョセフ・コシンスキーとは、『トップガン マーヴェリック』(2022)に続く再タッグとなる。

本作はF1の全面バックアップを受け、F1ドライバーたちの“戦場”である公式レース当日のサーキットで撮影を敢行。『トップガン マーヴェリック』を超える新技術を駆使し、世界各国のコースでかつてない規模の撮影にも取り組んだ。圧倒的な映像に拮抗する音楽を手がけたジマーの才能を、コシンスキー監督は絶賛する。

「サウンド面で競い合うものがたくさんあるなか、ハンスは見事にやり遂げてくださいました。ハンスのような仕事ができる作曲家はほとんどいません。本物のテーマ、頭から離れない本物のメロディを書くことができる。彼が作ってくれた曲を聴いてもらえるのが楽しみです。」

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“サウンド面で競り合うもの”のひとつが、レースシーンに欠かせないF1カーのサウンドだ。本作にはアカデミー賞の録音賞に輝いた『トップガン マーヴェリック』より、サウンドデザイナーのアル・ネルソンが続投。コシンスキー監督いわく、「彼はコース上で実際の音をすべて録音していました。本物のF1カーにマイクを取り付けたことは大きなチャレンジでした」。

元カリスマ的F1レーサーのソニー(ブラッド・ピット)は、元チームメイトのルーベンに依頼され、F1の最下位チームで現役復帰を果たす。常識破りなソニーと、ルーキーのジョシュアたちチームメンバーは衝突を繰り返すが、やがてソニーの圧倒的な才能と実力がチームを導く。バラバラのチームは過酷な試練を乗り越え、強敵たちに勝つことができるのか。それぞれの情熱と誇りを胸に、命がけで夢とスピードの頂点に挑む。

出演者はソニー役のブラッド・ピット、ジョシュア役のダムソン・イドリスのほか、ピットクルーのケイト役に『イニシェリン島の精霊』(2022)のケリー・コンドン、チームの代表ルーベン役に『デューン 砂の惑星』シリーズのハビエル・バルデム。脚本は『トップガン マーヴェリック』のアーレン・クルーガーが執筆した。

映画『F1/エフワン』は2025年6月27日(金)公開。

Source: Collider

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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