『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』興行収入2億ドルの大ヒット発進見込み ─ MCU映画の今年No.1、『スーパーマン』超えなるか

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』が、オープニング興行収入2億ドルの大ヒットスタートとなる見込みであることがわかった。米Varietyなどが報じている。
コミック史に燦然と輝く「ファンタスティック・フォー」が念願のMCU入りを果たす本作は、宇宙の事故でスーパーパワーを得た“家族”の物語。出演者にはペドロ・パスカル、ヴァネッサ・カービー、ジョセフ・クイン、エボン・モス=バクラックという顔ぶれが揃った。
2025年7月25日の劇場公開を控えた直前予測によると、本作は週末3日間で米国興行収入1億~1億1,000万ドル、海外興収9,000万~1億ドルを記録し、オープニング世界興収は1億9,000万~2億1,000万ドルの見込み。『キャプテン・アメリカ/ブレイブ・ニュー・ワールド』『サンダーボルツ*』の初動成績を上回り、MCU映画としては今年最高のスタートとなりそうだ。
もっとも目下のライバルは、DC映画『スーパーマン』の米国興収1億2,500万ドル、世界興収2億2,000万ドル。ほぼ同等とはいえ、現在の予測では『スーパーマン』の成績をやや下回る数字となっている。『スーパーマン』は“アメリカのヒーロー”というイメージが強いこともあり、海外より米国での反応が大きかった。また、作品としての評価も非常に高かったことが興行の決め手といえる。
Rotten Tomatoesでは、『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は批評家スコア87%を獲得(レビュー数119)。これは『スーパーマン』の初動スコアと同じだから、興行・批評の両面でまさしく互角の戦いを繰り広げることになりそうだ。
なお、20世紀フォックス時代に製作された『ファンタスティック・フォー』シリーズは、『ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]』(2005)が世界興収3億3,353万ドル、続編『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』(2007)が世界興収3億191万ドル、散々な評価だったリブート版『ファンタスティック・フォー』(2015)が世界興収1億6,788万ドルだった。本作は『ファンタスティック・フォー』フランチャイズとしても過去最高の成績となる。
製作費は2億ドル。サマーシーズンのファミリー映画としてはいよいよ真打ち登場という格好だが、どこまで数字を伸ばすことができるか。
映画『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は2025年7月25日、日米同時公開。
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Source: Variety