『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』スー・ストーム役「ダークな部分に惹かれる」 ─ コミックではヴィランに転じた時期も

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』の最新予告編でいよいよ明らかになったように、ヴァネッサ・カービー演じるインビジブル・ウーマン/スー・ストームは妊娠している。ペドロ・パスカル演じるミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズは不安げだが、スーは「大丈夫」と告げて──。
しかし、本当に大丈夫だろうか? 米Entertainment Weeklyにて、演じるカービーは、スーの“ヴィラン”としての一面に目を向けている。コミックのスーは、感情を支配するヴィラン・ミクロマンの影響を受けて自らの闇にのまれ、ヴィランのマリスとしてファンタスティック・フォーと戦ったことがあるのだ。
「スーの歴史のなかで、彼女がマリスになった時代が一番好きです。彼女のダークな部分がすべて現れていて、私はスーの人生におけるその時期に惹かれているんです。だから、彼女の中にマリスらしさがあることを確かめたいと思いました。お人好しで優しい母親、というステレオタイプでない部分を。」
カービーによると、監督のマット・シャクマンとはお互いに「典型的な女性スーパーヒーローのなかに、赤ちゃんのいる母親が登場しないことがとても気になっていた」という。「私は女性らしさの混乱にずっと関心がありました。タフで、無敵で、パワフルな女性でありながら、子どもを産む──それ自体がスーパーヒーロー的な行為です──母親でもある。そんなことをどうすれば両立できるのか、すべてを成し遂げられるのか」。
本作ではスーの妊娠が物語のカギを握っているという。スーの混乱は、果たしてどんな展開を呼ぶのか。コミックで描かれたマリスとしての一面は、MCU版のスー・ストームにどう反映されるのか?
「彼らは言い争ったり、なんとか解決しようとしたり、間違えたりする、厄介な家族の一員。リアルな人間であるところが私は大好きです」とカービーはいう。本作は宇宙規模のスーパーヒーロー映画であり、同時に小さなファミリー・ムービーでもあるとも言えそうだ。
映画『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は2025年7月25日、日米同時公開。
▼ 『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』の記事
【ネタバレ】『サンダーボルツ*』おまけシーンのアレ、予想外の可能性をマーベル社長が示唆 どういうことだろう? ラブストーリーとしての『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』リード・リチャーズとスー・ストームの絆を掘り下げる ─ ヴァネッサ・カービー力説 「この2人、本当に大変なことを乗り越えてきたんだ」 マーベルとDC映画が同月公開、『ファンタスティック4』と対決の『スーパーマン』ジェームズ・ガン監督「マーベルの友人が好きだ」 この夏は忙しいぞ 『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』ギャラクタスの他にもヴィランが登場?ジョニー・ストーム役が明かす マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』では、惑星を食い尽くす宇宙の巨人ギャラクタスが主要ヴィランとなるが、「モールマン」という悪役も登場するようだ。メキシコで開催 […] 『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』ギャラクタスは悪じゃない?「神のような存在」と俳優 ─ マーベル最大の脅威がMCU初登場 どんな登場に?
Source: Entertainment Weekly