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『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』スー・ストーム役「ダークな部分に惹かれる」 ─ コミックではヴィランに転じた時期も

ファンタスティック4:ファースト・ステップ
© 2025 20th Century Studios / © and ™ 2025 MARVEL.

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』の最新予告編でいよいよ明らかになったように、ヴァネッサ・カービー演じるインビジブル・ウーマン/スー・ストームは妊娠している。ペドロ・パスカル演じるミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズは不安げだが、スーは「大丈夫」と告げて──。

しかし、本当に大丈夫だろうか? 米Entertainment Weeklyにて、演じるカービーは、スーの“ヴィラン”としての一面に目を向けている。コミックのスーは、感情を支配するヴィラン・ミクロマンの影響を受けて自らの闇にのまれ、ヴィランのマリスとしてファンタスティック・フォーと戦ったことがあるのだ。

「スーの歴史のなかで、彼女がマリスになった時代が一番好きです。彼女のダークな部分がすべて現れていて、私はスーの人生におけるその時期に惹かれているんです。だから、彼女の中にマリスらしさがあることを確かめたいと思いました。お人好しで優しい母親、というステレオタイプでない部分を。」

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カービーによると、監督のマット・シャクマンとはお互いに「典型的な女性スーパーヒーローのなかに、赤ちゃんのいる母親が登場しないことがとても気になっていた」という。「私は女性らしさの混乱にずっと関心がありました。タフで、無敵で、パワフルな女性でありながら、子どもを産む──それ自体がスーパーヒーロー的な行為です──母親でもある。そんなことをどうすれば両立できるのか、すべてを成し遂げられるのか」。

本作ではスーの妊娠が物語のカギを握っているという。スーの混乱は、果たしてどんな展開を呼ぶのか。コミックで描かれたマリスとしての一面は、MCU版のスー・ストームにどう反映されるのか?

「彼らは言い争ったり、なんとか解決しようとしたり、間違えたりする、厄介な家族の一員。リアルな人間であるところが私は大好きです」とカービーはいう。本作は宇宙規模のスーパーヒーロー映画であり、同時に小さなファミリー・ムービーでもあるとも言えそうだ。

映画『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は2025年7月25日、日米同時公開。

Source: Entertainment Weekly

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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