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『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』ドムの父親像形成にポール・ウォーカーの存在 ─ ヴィン・ディーゼル「支えだった」

ヴィン・ディーゼル Vin Diesel ポール・ウォーカー Paul Walker
Photo by Gage Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Vin_Diesel_(9347077569).jpg|Photo by Andre Luis https://commons.wikimedia.org/wiki/File:PaulWalkerEdit-1.jpg |Remixed by THE RIVER

『ワイルド・スピード』シリーズ最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』では、父親としてのドミニク・トレットが描かれる。これまでずっと車に捧げてきた人生にも変化が訪れ、ドムにも守るべき存在ができた。そんなドムを20年間演じ続けてきたヴィン・ディーゼルによれば、ドムの父親像形成にはポール・ウォーカーの存在が大きかったという。

ドムの息子には、ポールが演じたブライアンと同じ名が授けられた。前作『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017)では、赤ちゃんかごに収まっていたブライアンも、『ジェットブレイク』では歩けるまでに成長。公開されている予告編では、トラクターの修理に取り組む父と子の姿が映し出されている。

このたび米Accessの取材にて、『ワイルド・スピード』におけるポールのレガシーについて訊かれたヴィンは、「このサーガを伝えていく上で、どのシーンについてもパブロ(ポールの愛称)に助けてもらったり導かれたりして作られたと感じています」と語る。続けて「僕個人(にとってのレガシー)で考えるなら…」と切り出したヴィンは、ポールからの影響として作中で描かれるドムの父親像の形成を挙げた。

「現場での僕は常に誰にとっても兄貴的な存在でした。みんなのことを守ってきましたし、みんなは最初から現場で僕に敬意を払ってくれた。けど、僕は父親ではありませんでした。そしてパブロは父親だった。だから僕が(父親に)変わっていく時は、彼にもたれかかりました。僕にとっての支えだったんです。

ブライアンは、第5作『ワイルド・スピード MEGA MAX』(2013)でミアとの間に新たな生命を授かった。こうした作中での設定はもちろんだが、ヴィンはポールが歩んだ人生を踏まえた上で先のように話している。というのも、ポールは『ワイルド・スピード』が誕生する前の1998年に長女メドウを授かっているのだ。20代半ばから役者と父親を両立していたポールだからこそ、ヴィンも学ぶことが多かったのだろう。

2008年、ヴィンは41歳で第1子を授かり父親となった。その後2010年に長男が生まれ、ポールの死後となる2015年には次女が誕生している。次女の名前はポーリーン。親友であり兄弟だったポールの名前にちなんで命名された。それまで父親としてのドムについて話していたヴィンは、ここでポーリーンのことを思い出したのか、出産当時の記憶を辿る。

「末っ子の出産の時、僕は分娩室にいて名前を書いていたんです。当日は僕の母親もいたんですが、彼女まで“パブロがあなたのそばについてるよ”と言ってきて。だから僕はポーリーンって書いたんです。」

ポール亡き後も、ヴィンはウォーカー家との親交を続けている。直近では2021年5月30日に、メドウがヴィンとヴィンの長女ハニャとのスリーショットをInstagramで公開した。投稿には「ファミリー」と綴ってある。

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Source: Access

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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