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『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』ブライアンの存在を「感じることができる」 ─ 「今もユニバースの大きな部分」と監督

『ワイルド・スピード SKY MISSION』より©Universal Pictures

ヴィン・ディーゼル&ポール・ウォーカーのW主演で幕を開けた『ワイルド・スピード』シリーズは、2021年で誕生20周年を迎えた。この大きな節目には、第9作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』も公開予定だ。低予算のカーアクション作品に始まった本シリーズは、これまでの歩みの中で大きな変化を経てきた。

その大きな変化の一つが、ブライアン・オコナー役で知られるポール・ウォーカーの死である。第7作『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015)の撮影がクランクアップする前の2013年11月、ポールは自身が主催するチャリティ・イベントの帰りに自動車事故に見舞われ、40歳の若さでこの世を去った。『SKY MISSION』は、ポールの代役として2人の実弟ケイレブ・ウォーカーとコディ・ウォーカーが参加することで完成。同作のラストシーンはポールへのはなむけとして捧げられ、多くのファンの涙を誘った。

(c) 2014 Universal Studios. All Rights Reserved.

その後、ポール不在のまま継続されている『ワイスピ』。もっとも、ブライアンは妻ミアと息子ジャックとの時間を大切にするため、一線からは退いている設定だ。そんな中、シリーズへの監督を果たすジャスティン・リン監督によれば、『ジェットブレイク』では「ブライアンの存在を感じることができる」という。米Varietyのインタビューにて語っている。

このユニバースでブライアン・オコナーが今も生きているということは、とても影響力のあることですし、とても重要なことです。『ワイスピ9』は創作上、初めて1つの映画として取り組んでいない作品です。これまでは常に、“1作できればラッキーだから、できることをやろう”というように感じていましたから。」

『ワイスピ』のメインストーリーは、全10&11作で完結することが判明済み。これを念頭に置いた上で、『ジェットブレイク』を「サーガ最終章の始まり」と形容するリン監督は、「キャラクターたちを登場させる余地はたくさんあると思います」と話す。そして、「ブライアンは間違いなく今もユニバースの大部分を占めているんです」と、ポールが遺したキャラクターへの思いを語った。「第9作では、ブライアンの存在を感じることができますよ」。

2021年4月15日に公開された新予告編では、さっそくブライアンの存在が感じられる。ヴィンが演じるドムが、ブライアンと息子ジャックが海岸で戯れる動画を見て過去に浸っているのだ。『ジェットブレイク』には、『SKY MISSION』ぶりにジョーダナ・ブリュースター扮するミアが再登場を果たすから、ブライアンの現在を知れるかもしれない。

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Source: Variety

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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