『フェイス/オフ』新作映画、顔交換テクノロジーの改善なされるか ─ 「しっかり取り組みます」と監督

ジョン・トラボルタ&ニコラス・ケイジのW主演、ジョン・ウー監督による映画『フェイス/オフ』(1997)。善人と悪人の顔交換という斬新な設定が観客を惹きつけた本作だが、その一方で演出上の違和感も見られた。顔のみの交換にもかかわらず、トラボルタとケイジの身体まで上手い具合に交換されてしまったように見えたことだ。
米Uproxxは、『フェイス/オフ』新作映画の監督に就任しているアダム・ウィンガード監督に対して、「どうにか改善して頂けないでしょうか」と、上述の違和感を指摘。ウィンガード監督もこの鋭い指摘内容を認識していたのか、「こういうことには、アプローチできる何通りかの方法がありますよ」と新作映画での改善を約束している。
「この映画でしっかり取り組みます。第1作から20年以上が経ってもいますから、『フェイス/オフ』の世界で用いられるテクノロジーは進歩しました。こういうことに向き合う時が来たら、ちゃんと取り組むよう心がけます。」
インタビュアーが指摘するように、第1作の劇中、がっしり体型のトロイ(トラボルタ)と痩せ型のアーチャー(ケイジ)は顔の型だけを切り取ったはずだが、なぜか顔交換後のそれぞれの体型はすっかり馴染んでいた。本来、顔だけを交換したとすれば、容姿の印象も変わってくるはずだろう。
ちなみに本作は、ジョン・ウー版のリメイクではなく続編とも言われている。ウィンガード監督によれば、トラボルタとケイジは共に本作のアイデアを耳にしており、興味も示しているという。
Source: Uproxx