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『フェイス/オフ』リブート企画が進行中 ─ ジョン・トラボルタ&ニコラス・ケイジ主演、宿敵同士の「顔の交換」描いた名作

フェイス/オフ
© Buena Vista 写真:ゼータ イメージ

1997年製作、ジョン・トラボルタ&ニコラス・ケイジ主演で人気を博したアクション映画の名作『フェイス/オフ』のリブート企画が、米パラマウント・ピクチャーズによって進められているという。米Deadlineなどが報じた。

FBI捜査官アーチャー(トラボルタ)は、愛する息子をテロリストのトロイ(ケイジ)によって殺害され、憎しみをもってトロイを追い詰める。しかし細菌爆弾をロサンゼルスの街中に仕掛けていたトロイは、アーチャーとの激しい攻防で昏睡状態に陥った。爆弾の位置を突き止めるため、アーチャーは手術によってトロイの顔となり、刑務所にいる弟から真実を聞き出した。ところが、トロイとして投獄されたアーチャーの前に、かつての自分と同じ顔をした男が現れる。昏睡から目覚めたトロイは、アーチャーの顔を自分に移植し、FBI捜査官としての栄光も家庭も彼から奪い取ったのだ。顔を入れ替えた2人の男は、やがて激しい決闘へと突入していく。

『フェイス/オフ』は、このオリジナリティあふれる設定によるストーリーと、『男たちの挽歌』シリーズで知られる香港の映画監督ジョン・ウーによる独自の様式美に満ちたアクション演出で多くの観客から支持を集めた。この作品ののち、ウーはハリウッドにて『ミッション:インポッシブル』シリーズの第2作『M:I-2』(2000)、『ウインドトーカーズ』(2001)などを監督している。

リブート版の脚本には、『22ジャンプストリート』(2014)や『クローバーフィールド・パラドックス』(2018)のオーレン・ウジールが就任。『ソニック・ザ・ムービー』(2020年公開)や『名探偵ピカチュウ』続編など、ファミリー映画の脚本にも起用されているキャリアの人物だ。プロデューサーは『ワイルド・スピード』シリーズのニール・モリッツ、製作総指揮はオリジナル版を手がけたデヴィッド・パーマットが担当する。

2019年9月10日現在、リブート版『フェイス/オフ』の出演者・監督は未定。今度は誰の顔が交換されるのか、そしてアクション映画の匠ジョン・ウーの後を継ぐのは誰になるのか。

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Sources: Deadline, Variety, THR

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。