「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」キャプテン・アメリカの「盾の継承」がテーマ ─ 『アベンジャーズ/エンドゲーム』直結、マーベル社長が明言

マーベルドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー(原題:The Falcon and the Winter Soldier)」は、やはり“キャプテン・アメリカ”の存在がカギとなる作品のようだ。サム・ウィルソン/ファルコンと、バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャーの物語には、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)の結末が大きな影響をもたらしているという。
この記事には、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレが含まれています。
2019年12月7日(現地時間)、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が、ブラジル・サンパウロにて開催された「CCXP 2019」に登場。「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」が、スティーブ・ロジャースからサム・ウィルソンへの“盾の継承”を描く物語であることを明言した。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の結末で、すべての任務を終えたスティーブ・ロジャースは、キャプテン・アメリカとしての役目から離れて自分の生活を送り、年老いた姿で現代に戻ってきた。キャプテン・アメリカの象徴である盾は、そこでサム・ウィルソンに託されたのだ。今回のイベントで、司会者は「盾を受け取ることのプレッシャーは描かれるのでしょうか」と質問。すると、ファイギ社長は「それこそ作品全体のテーマ」だと応じたのである。
「(『エンドゲーム』の)ラストで、老人のキャップがサム・ウィルソンに盾を手渡しました。問題は、それからサムはどうするのか。そして、あの出来事が、サム・ウィルソンと盾にどんな意味を持つのかということです。(盾を受け取るという)大きな責任について、この作品はきちんとフォーカスを当てますし、それについての作品なんですよ。」
やはり、本作のタイトルロゴにキャプテン・アメリカの盾が描かれたことには大きな意味がありそうだ。不在のキャプテン・アメリカをめぐる物語として、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)から再登場するヴィランのヘルムート・ジモ/バロン・ジモ(ダニエル・ブリュール)、シャロン・カーター/エージェント13(エミリー・ヴァンキャンプ)にも相応の役割があるはず。コミックではキャプテン・アメリカをうらやみ「スーパーパトリオット」「USエージェント」を名乗ったジョン・ウォーカー(ワイアット・ラッセル)が新たに加わることにも……。
とはいえファルコン役のアンソニー・マッキーは、「僕はファルコンだし、これからもずっとファルコン」として、2代目キャプテン・アメリカ襲名に消極的な見方を示している。ちなみに、『エンドゲーム』でキャプテン・アメリカの物語に区切りをつけたクリス・エヴァンスは、本作へのカメオ出演について「ノー、ないでしょう」と否定した。
ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー(原題:The Falcon and The Winter Soldier)」はDisney+にて2020年秋に米国配信予定。監督は「ハウス・オブ・カード」「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」などのカリ・スコグランド、脚本は「Empire 成功の代償」マルコム・スペルマン、『ジョン・ウィック』シリーズのデレク・コルスタッドが務める。
Sources: omelete, Comicbook.com, Entertainment Tonight