『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のファッション、1920年代に超忠実だった!おしゃれなキャラクターを大検証
2016年11月23日、多くのファンが待ち望んだ映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が公開された。いまだ“『ファンタビ』熱”が冷めやらない方も大勢いらっしゃることだろう。
ストーリーや豪華なキャスト、いつになっても変わらないワクワクする魔法使いの世界。もちろんどれも魅力的な『ファンタスティック・ビースト』だが、本作にはとてつもなくビビッときたポイントがあった。それは、女性登場人物のファッションがおしゃれすぎることだ!
『ファンタスティック・ビースト』の舞台は1920年代。今回は実際の世界(いわゆるノー・マジ)のファッションと、『ファンタビ』の世界のファッションを比べてみよう。
1920年代のファッション

こちらは1920年代のファッション雑誌「VOGUE」の表紙だ。長いオーバーサイズのコート、 落ち着いた上品なトーンで固められた色合い、帽子……。ニュート・スキャマンダーと行動を共にする、『ファンタビ』のヒロイン・ティナ(ポーペンテイナ)っぽい。

こちらも同じく、20年代の「VOGUE」の表紙だ。やはりロング丈のコートに、すとんとしたシルエットのワンピース、そしてやっぱりティナっぽい帽子。おしゃれに無頓着そうな、おとなしく真面目なティナだが、この表紙を見るかぎり、ひょっとして流行をバッチリおさえたおしゃれキャリアウーマン(ならぬキャリアウィッチ?)だったのでは……。
“フラッパー”スタイル
このような1920年代の欧米の女性のファッションは、“フラッパー”スタイルというものだ。ふんわりしたドレスや華美な装飾といったそれまでの“女性らしい”ファッションから、メンズルックなスタイルも取り入れた新しいファッションに変化したのが1920年代なのである。

ヘアスタイルも、ロングではなくボブスタイルが大流行。釣鐘のようなこんもりとしたシルエットの「クローシュ」という帽子もトレンドだったらしい。そういえばティナと妹のクイニーは、ふたりともボブカットだったし、アクセントとして帽子を身につけていた。
『ファンタスティック・ビースト』は、ファッションの面においても、当時の状況にとても忠実に作られていたのだ。
ティナのファッションチェック
“フラッパー”スタイルの1920年代、パーティーなどの場で着るドレスでは、ビーズなどの細かい装飾が施されたものが人気だったようだ。「VOGUE」の表紙には、シンプルな無地の胸元が大きく開いたドレスに、パールのネックレスをつけた女性が描かれている。

落ち着いたティナらしいブラックのドレスに、胸元は「VOGUE」の表紙よろしく開けていてセクシー! 細かいビーズもたくさんあしらわれている。もしかしたら、ティナもノー・マジの雑誌を読んで、こっそりとファッションの勉強をしていたのかもしれない。
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