以前の記事、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のファッション、1920年代に超忠実だった!おしゃれなキャラクターを大検証』ではティナとクイニーという女性キャラに焦点を当てて書いたのだが、楽しんで頂けただろうか?
今回はEddie Redmayne(エディ・レッドメイン)演じる主人公ニュート・スキャマンダーや、Colin Farrell(コリン・ファレル)演じるパーシバル・グレイブスなどのファッションについて詳しく見ていこう。
ニュート・スキャマンダーのファッション
『ハリー・ポッター』シリーズのキャラクターたちは、みんなまだ垢抜けていなくて “THE・学生”という感じがかわいらしかった。
ロンはお母さんからダサいセーターを送りつけられていたし、ハリーもほぼほぼジャージだったし…。
その点今回の主人公たちはもうみんな社会人!というより、成人した魔法使い。みんなもう自分のスタイルを確立している。
http://wwws.warnerbros.co.jp/fantasticbeasts/sp/gallery.htmlニュートが劇中着ているのはこの優しいブルーのチェスターコート、黒のスーツ、そして中には黄色味がかった茶色のベスト。どれもすらっとしたエディ・レッドメインによく似合うすっきりとしたシルエットだ。ブルーとイエローの組み合わせが若々しく爽やかで、魔法生物を愛する 少年のように純粋なニュートによく似合う。
ここでこのニュートを取り囲む周りのノー・マジたちに注目してほしい。そしてこちらの写真をご覧あれ!
http://vintagedancer.com/1920s/1920s-mens-great-gatsby-hat-style/こちらは物語の舞台である、1920年代の男性たちだ。マウンテンハットやソフトハットなど、帽子をかぶるのがトレンドだったらしい。やはり『ファンタスティック・ビースト』は、当時の文化がよく反映されていることがよく分かる。
http://wwws.warnerbros.co.jp/fantasticbeasts/sp/gallery.htmlニュートが”魔法生物学者らしい”と思わせるファッションポイントは、この靴!編上げブーツのようなこのブーツは”カントリーブーツ”というもの。
ハイキングなどに履かれることが多い、英国紳士に人気のブーツなのだ。確かにこの動きやすそうなブーツなら、いきなり街中で生き物が逃げ出しても追いかけることができる。ブリティッシュファッションがお好きなあなた、ニュートのようなカントリーブーツはおすすめかも。
パーシバル・グレイブスのファッション
http://wwws.warnerbros.co.jp/fantasticbeasts/sp/gallery.html横を刈り上げたなんとも奇抜なヘアーで登場したコリン・ファレル演じるグレイブス。ニュートが明るい爽やかなファッションなのに対し、グレイブスは暗めのトーンで統一した、まるで礼服のような出で立ちだ。
http://wwws.warnerbros.co.jp/fantasticbeasts/sp/gallery.html黒の長めのアウターに同じく黒のベスト、ネクタイ、白シャツ。グレーのマフラーを差し色にしているところや アウターの袖に白のラインが入っているところがさりげなくておしゃれだ。モノトーンで統一された、少々コウモリを連想させるコーディネートは “役人”というお堅そうなイメージ、できる男というイメージと共に、この人裏がありそう…という印象も与えている。