『スパイダーマン:ホームカミング』続編タイトルは『Far From Home』か ─ トム・ホランドがネタバレの可能性?

自身が出演する超大作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』や、そればかりでなく他人が主演する映画の内容までネタバレを漏らしてしまいながら、天性的な愛嬌で全面的に許されてしまう男として知られるトム・ホランドが、主演作『スパイダーマン:ホームカミング』の続編タイトルをネタバレしてしまったのではないかと話題を呼んでいる。
トム・ホランドから漏れた(と思われる)続編タイトルは、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(Spider-Man : Far From Home)』。ホランドが投稿したInstagram動画の中で確認することができる。
米シアトルで開催されたイベント「Ace Comic Con」への登場を終えたトム・ホランドは、「『スパイダーマン2』の進捗がなくてごめんね、僕もあまり詳しくなくて。僕は死んじゃったから、困惑してるんだけど」と報告。まず挨拶代わりに『インフィニティ・ウォー』のネタバレをかましてくれる。そして「でも、新しい脚本をもらったよ!読んでて超興奮する!」と自信満々に取り出したタブレット端末の画面に、未発表のはずのタイトル『Spider-Man:Far From Home』の文字がばっちりと刻まれているのである。
未発表の映画タイトルが、出演者の日常的なSNS投稿に映り込む形でお披露目されるのはもちろん異例のこと。『Far From Home』が本当に次作の正式タイトルであったなら、トム・ホランドの投稿は前代未聞の事件となるはずだ。
本当のネタバレか、ネタバレ風発表か
一方で、既にミーム化した感もある「ネタバレしやすいトム・ホランド」という特性を活かして、スタジオ側が仕掛けた演出と考えることも出来る。実際に、映画の重要なネタバレをうっかりこぼしてしまうために、『インフィニティ・ウォー』プロモーション用動画ではホランドの口元にテープが貼られてしまうという一幕もあったほどだ。これを逆手に取り、「トム・ホランドがタイトルをネタバレをしてしまった」風を装って話題作りを狙っているのだとしたら面白い。
または、『Far From Home』のタイトルがホランドだけに与えられたフェイクのタイトルという可能性も否めない。
いずれにせよ、ホランドが『Far From Home』のタイトルを明かした投稿が削除されない限りは、スタジオ側が「問題なし」と判断している証と言えるかもしれない。しかし、スパイディが「地球上の別の場所」に行くとされる『ホームカミング』続編とあって、『Far From Home』(ホームから離れて)のタイトルは妙に納得させられてしまうのも事実だ。真相は、今しばらく待つとしよう。
映画『スパイダーマン:ホームカミング』の続編(正式タイトル不明)は2019年7月5日に米国公開予定。
監督は前作に引き続きジョン・ワッツが、脚本は前作のほか『アントマン&ワスプ』(8月31日公開)や『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(2018)を執筆したクリス・マッケナ&エリック・ソマーズが担当する。
Source:Tom Holland