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『ワイルド・スピード』シリーズで最も影が薄い?2作目『X2』と3作目『X3 TOKYO DRIFT』を振り返る

大ヒットシリーズ第8作目、現在公開中のワイルド・スピード ICE BREAK。相変わらずのド派手なカーアクション、ますますパワーアップしているドムやホブスの筋肉っぷり、そしてそんな筋肉おじさんたちの”良いパパ”感が話題となっている今作品。皆さんもうご覧になっただろうか? 

2001年にはじまり、15年以上も絶大な人気を持って世界を疾走し続けている『ワイルド・スピード』シリーズ。新作が公開するにあたって今回改めて振り返りたいのがシリーズ第2作目『ワイルド・スピードX2』と3作目『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』である。このタイトルを観たときに「あれ、どんな話だっけ?」とすぐに内容を思い出せない方、意外と少なくないのではないだろうか。 

『ワイルド・スピード』の近年の作品に登場しているのは、ドムやレティやローマンやテズ、そして『ワイルド・スピード MEGA MAX』から大きな存在感を見せているドウェイン・ジョンソン演じるホブス、そしてとんだ悪役っぷりを見せているルーク・エヴァンスとジェイソン・ステイサム演じるショウ兄弟だ。

There’s no such thing as “safe” when he’s hunting you. #Furious7

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ところが『ワイルド・スピードX2』にドムやレティは出演しておらず、また『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』には『EURO MISSION』で死亡してしまったハンしか主要メンバーが出演していない(ドムもカメオ出演のみ)。そんな理由から第2作目と3作目は、少々影が薄い作品になってしまっているのである。

そこで今回はそんな『ワイルド・スピード』2作目と3作目がどんな作品だったか、登場人物と一緒に振り返ってみたい。 

『ワイルド・スピードX2』

この作品の舞台はマイアミ。1作目で警官の職を失ったブライアンはマイアミに流れ着き、ストリートレーサーとして生活していた。そこで検挙されてしまったブライアンは犯罪歴と引き換えに、麻薬組織の潜入捜査に協力する……。

この『ワイルド・スピードX2』で初登場を飾るのが、現在もファミリーの一員として活躍する“メカオタク”のテズ“お調子者のスキンヘッド”ローマンである。この作品で、テズはマイアミのストリートレーサーを仕切る男として登場。ローマンは元々ブライアンの友達で、警察に御用となっていたがブライアンと共に捜査に協力する“バディ”として描かれている。 

この『ワイルド・スピードX2』ではあの有名ドラマに出演している俳優も友達役で出演している。ブライアンのマイアミのストリートレーサー仲間、オレンジを演じるのはアマウリー・ノラスコ。彼がマイアミを出てスクレと名前を変え、プリズンをブレイクしたかどうかは定かではない。 

Behind the scenes on the #PrisonBreak set. 📷: @amaurynolasco

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本作品のヒロインはエヴァ・メンデス演じるモニカ捜査官だが、デヴォン青木演じるレーサー仲間のスーキーもとびっきりキュートだ。男達をおさえての見事な走りっぷりを、どこか懐かしいギャルファッションに身を包んでフレッシュに演じている。

pantsuit pitstop F1 weekend ! @steveaoki @jbailey13b

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地元に大集合!ポールの勇姿にも注目

近年の『ワイルド・スピード』はとにかくストーリーの規模が大きい。『ICE BREAK』で対峙する敵はシャーリーズ・セロン演じるサイバー・テロリストだ。もはや車の腕が必要かどうか疑問に思えるぐらい、世界規模の戦いになっている。

しかしこの『ワイルド・スピードX2』の魅力は、あふれるばかりの地元感だろう。麻薬組織を相手にしているとはいえ、舞台はずっとマイアミ。地元の友達を総動員しての戦いはなんだか途中で微笑ましくなってしまう。しかし、アクションはやっぱり迫力満点! 若きポール・ウォーカー演じるブライアンの姿もクールで勇ましく、いつ観ても楽しい気分になれる作品なのである。 

Writer

Moeka Kotaki
Moeka Kotaki

フリーライター(1995生まれ/マグル)

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