『ワイルド・スピード』第10作、ポール・ウォーカー娘メドウ出演の可能性にヴィン・ディーゼルが言及

『ワイルド・スピード』シリーズの主人公のひとり、ブライアン役で知られるポール・ウォーカー亡き後も、『ワイスピ』ではポールに敬意を払った演出が組み込まれている。最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』を含め、シリーズ完結まで残り3作となる中、製作側はポールの存在をどのようにして観客に届けるだろうか。
主演・製作を務めるヴィン・ディーゼルが、1つの可能性について言及している。ポールの一人娘メドウ・ウォーカーの『ワイスピ』参戦だ。メドウは、ポールの逝去後もヴィンやディーゼル家と親交を続けており、頻繁にInstagramでその様子を投稿している。その一方で、『ワイスピ』に生きた父親の若き姿を紹介したり、『ジェットブレイク』の宣伝(非公式)を進んで行ったりと、ファミリーの一員として『ワイスピ』に欠かせない存在でもある。次の投稿は、メドウとヴィンの3人の子どもの写真だ。
普段はモデルとして活動しており、演技経験は無いメドウだが、ヴィンは米E!Onlineのインタビューの場で、彼女の『ワイスピ』出演について可能性を示している。「彼女が出演するなんてことはありますか?」と聞かれたヴィンは、数秒ほど考えた末に「何にしても除外するなんてことはしません」と遠回しに回答。肯定も否定もしない発言にとどめたヴィンだが、その後「『ワイスピ10』の秘密は言わずに…」と切り出し、「(可能性は)何も排除しませんとだけ言っときましょう」と繰り返した。
2013年11月、ポールはシリーズ第7作『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015)の撮影中に自動車事故でこの世を去った。あまりにも大きすぎる悲劇に、撮影は一時中断。約半年の期間を経て、製作が再開された。撮影シーンが残っていたポールの代役は、2人の弟コディとケイレブが務め、完成を迎えることができた。ポールのレガシーを伝えていく上で、ウォーカー家の存在は必要不可欠なのだ。
実際に、メドウは最新作『ジェットブレイク』では製作に携わっている。『ワイスピ』メインキャストのひとり、テズ役のクリス・“リュダクリス”・ブリッジズによれば、メドウは『ジェットブレイク』の現場を訪れ、「ポールのレガシーがどのように組み込まれているかについて助言を与えている」というのだ。これだけ密接な関係にあれば、メドウがスクリーン上に姿を見せる十分に可能性はある。ヴィンが“『ワイスピ10』の秘密”と言及していたのも示唆的だ。