『ワイルド・スピード』ハンはデッカードにどう復讐する? ─ 「1対1では挑まない」「彼は愛を求める人」とハン役サン・カン

『ワイルド・スピード』シリーズ最大の因縁を持つふたりといえば、サン・カン演じるハンとジェイソン・ステイサム演じるデッカード・ショウだ。ドムとサイファー、ショーンとタカシ、ホブスとショウなど、これまでの『ワイスピ』では数多の名バトルが繰り広げられてきたが、ハンとショウの対決はいまだ決着がついていないがゆえに注目度は高い。
最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』では、ふたりをめぐる因縁に何か進展が見られるかもしれない。ショウに殺されたはずのハンが再び姿を見せるのだ。ハン復活の真相も気になるところではあるが、ハンとショウの今後に注目を集める『ワイスピ』ファンは多いはずだ。
もっとも、『ジェットブレイク』でショウが出てこない限りふたりの因縁には決着がつかないが、万が一ハンとショウが再会を果たした場合、どのような展開になるのだろう。これと同様の質問を米Comicbookから投げかけられたハン役のサン・カンが、興味深い持論を展開している。
「冗談抜きで、ハンは愛する人を失ったわけですから、彼から(ショウへ)の復讐はありますよね。彼にはそれが必要ですし。けど問題は、ハンのような男がどうやって復讐を実行するのかということ。力づくでやるのか、それとも心理戦や感情に訴えかけて行うのか。こういうことが楽しみの1つです。直接対決なのか、これまでの慣習に従うのかとか。」
たしかに、ハンがショウに復讐をするとしても、問題はその方法だ。ショウといえば、筋骨隆々のドムでさえ直接対決で死闘を繰り広げたほどの相手だ。ショウと真正面からぶつかった時に、ハンに勝機があるとはなかなか考えにくい。このことはサンも承知しているようで、「デッカード・ショウを倒すのに1対1では挑まないでしょう」と話している。
「デッカード・ショウはジェイソン・ステイサムですよ。彼は武術を心得ている。ハンはそうじゃないですよね。彼が武術に無知なのは確実です。サン・カンが無知なんですから。僕が知らなければ、サン・カンも知らない。彼は愛を求める人で、戦う人ではないです。」
「1対1」で挑まないとなると、ハンをバックアップするのはやはりファミリーだろう。しかし、ハンがいない間に、ドムがショウを仲間に迎え入れていることもあり状況は複雑だ。あるいは、ドムが仲裁に入るという選択肢も考えられなくはないが、果たしてそれは、ハンにとってのジャスティスと言えるだろうか。
Source: Comicbook