『ワイスピ』&『ジュラシック・ワールド』クロスオーバー案に反対派? ─ コリン・トレボロウ監督「現実はそこまで楽しくないかも」

インターネット上で大きな話題となっている、米ユニバーサル・ピクチャーズによる二大フランチャイズ『ワイルド・スピード』と『ジュラシック・ワールド』シリーズのクロスオーバー案について、『ジュラシック・ワールド』シリーズ第3作『ジュラシック・ワールド/ドミニオン(原題:Jurassic World: Dominion)』を手がけるコリン・トレボロウ監督が考えを明かした。『ワイルド・スピード』からはレティ役のミシェル・ロドリゲス、『ジュラシック・ワールド』からは主演のクリス・プラットが賛成派に名を連ねているが、果たしてトレボロウ監督は……?
『ワイルド・スピード』と『ジュラシック・ワールド』のクロスオーバーについての公式な情報は一切無いものの、ファンの間では大きく注目されている。この話題の口火を切ったのは『ワイルド・スピード』のレティ役で知られるミシェル・ロドリゲス。2021年4月、クロスオーバーについて「最高です。乗りました」と発言したのだ。ミシェルに続く形で、6月頭にはクリス・プラットも「いいですね、やりましょう」と手を上げた。
こうした中、英Empireのインタビューでクロスオーバー案への意見を訊かれたトレボロウ監督。これには「何も言わないことにします」とノーコメントを貫くことを決めたようだ。その理由について、監督は「そうすればミームも止むでしょうから」と話しているが、実際のところ、賛成と反対どちらなのだろうか。
「現実はそこまで楽しいものじゃないかもしれませんよ。フランチャイズ同士のクロスオーバーを耳にしたことがあるか?と聞かれたら、もちろん無いです。でも、真に受けている人たちをTwitter上で見るのを楽しんでいるかと言えば、私は楽しんでます。なので、もしも?(ホワット・イフ)のままで、楽しみ続けることにしましょうか。」
話しぶりから察するにトレボロウ監督、どちらかといえば反対派だろう。もっとも、クロスオーバーのアイデアを否定しているわけではなく、あくまでファンの盛り上がりを一興として見守るスタンスに徹しているようだ。
実際のところ、「現実はそこまで楽しいものじゃないかも」というトレボロウ監督の意見も一理ある。待つ間が花ではないが、『ワイスピ』と『ジュラシック・ワールド』、それぞれ歴史あるフランチャイズなだけあり、いざ2つの世界が繋がってみると興ざめしてしまう可能性も否めない。さて、トレボロウ監督の次は誰が口を開くだろうか。
Source: Empire