『ワイスピ』新作、故郷ロサンゼルスを舞台に ─ 山火事を受けてヴィン・ディーゼル決意

世界的カーアクション『ワイスピ』シリーズ最新作にして、『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』(2023)続編となる『Fast X Part2(原題)』では、物語の一部の舞台がサーガの原点である米ロサンゼルスに戻ることになるようだ。
ドミニク・トレット役で主演を続け、シリーズのプロデューサーも務めるヴィン・ディーゼルがInstagramで意向を明かした。現在発生している大規模な山火事被害を受けて、ドムの妹ミア・トレット役のジョーダナ・ブリュースターが希望したという。
「先週、LAで火災が起こっていた時のことだ…我が妹ジョーダナが俺に連絡をくれて、こう言ったんだ…ユニバーサル映画『Fast X Part2』の残りの部分はLAにして、とな。
今まで以上に、ロサンゼルスがそれを求めている…
ロサンゼルスは25年前に『ワイルド・スピード』が撮影を始めた地だ…そして今、『ワイスピ』がついに故郷に戻る。
愛を…」
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2025年1月7日に発生した山火事は現在も鎮火に至っておらず、28人の死亡が確認されている。22日には北部キャスティーク周辺で新たな山火事も発生し、被害は拡大している。
『ワイルド・スピード』次回作は現在撮影が行われているようだが、詳しい状況は明らかになっていない。ディーゼルは以前の投稿で、サーガ完結には映画2部作が求められていること、次回作は2026年3月までの公開を目指すことを示唆していた。

米ロサンゼルスのストリートで幕を開けた『ワイスピ』シリーズは作品を重ねるごとに巨大化。物語の舞台をマイアミ、東京、リオデジャネイロ、モスクワ、アブダビ、キューバ、エディンバラ、ローマ、果ては宇宙まで、あちこちに展開して規模を拡張した。
「私も第1作のルーツに戻りたいです」と、ブリュースターも別のインタビューで原点回帰の意向を語っている。「LAに戻るべきだと思います。気骨あるものになってほしい。ミアもグループの一員に戻って、活躍してほしいですね」。
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