『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』でワイスピ原点回帰、サーガ完結に向けて「未知の領域」にブチ込む

『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』より、最狂ヴィランのダンテが登場する特別映像が日本語字幕付きで公開された。
シリーズ誕生から22年にわたり爆走を続け、ド派手なアクションでメガヒットシリーズへと成長した『ワイルド・スピード』。ドムのパートナーとして抜群の存在感を誇るレティを演じたミシェル・ロドリゲスは本映像で、「持てる全てを出し切った」と語流。バイクを自由自在に操り、華麗なハンドル捌きをみせるなど、アクション全開で挑んだ本作に「スペシャルな作品が完成した」と大きな自信をのぞかせる。

ルイ・ルテリエ監督も、「最終章だからこそ、『ワイスピ』の原点に戻る」と明言。歴代の人気キャラクターのデッカード・ショウを演じたジェイソン・ステイサムや、前作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』で見事な復活を遂げたハン役のサン・カンという危険なコンビ、さらにはシリーズを知るファミリーなら激アツのストリートレースシーンも登場し、原点に敬意を表す。
シリーズを通して登場してきた宿敵サイファー役のシャーリーズ・セロンも余裕の笑みをたたえて登場し「新たな火種が現れる?」と意味深な発言。さらに前作でファミリー入りを果たし、すっかり笑顔がお似合いとなったドムの弟ジェイコブ役のジョン・シナは「迫力もキレも増し増しで衝撃的だ」と語っている。

本作でファミリーの前に大きく立ちはだかる敵、ダンテ演じたジェイソン・モモアは、悪役を演じるのは10年ぶりという。「歴史に風穴を開けたかった」とやる気十分のモモアに対し共演者は「銃を連射したって感じ」(セロン)、「ダンテは極悪だが妙に身なりがいい」(カン)と独自のダンテ像を展開し、モモアも「猟奇的な奴じゃなきゃドムに挑まない」といちファンとしてワイスピを愛してきたからこその役へのこだわりを垣間見せている。
ついに「未知の領域」(ルテリエ監督)に踏み込んだ本作はいよいよ最終章の幕を上げる。「サーガの完結に結末は不可欠だ。終わるからこそ意義がある」とドムが語るように、シリーズ史上最高にド派手なフィナーレがいよいよ開幕する。『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』は2023年5月19日公開。
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