『ハリー・ポッター』の世界を描く新シリーズの最新作、映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の主要キャストが、2018年7月21日（米国時間）、世界最大級のポップカルチャーの祭典「San Diego Comic Con 2018」に集結した。このたび、コミコン予告映像も公開された本イベントのレポートが到着している。

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』コミコンに登場

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』のプレゼンテーションが行われたのは、「San Diego Comic Con 2018」でも最大の会場である「サンディエゴコンベンションセンター」のホールH。約6,500人が集まった超満員の客席を前に、主人公ニュートを演じたエディ・レッドメインをはじめとする豪華キャストが登場した。

観客から割れんばかりの歓声が起こるなか、エディが、杖の先に光を灯す呪文“ルーモス”を唱えると会場が明るくなり「呼んでくれてありがとう。会場の中を歩いて来るのはすごく特別な気持ちでした」と笑顔を見せた。ニュートのコスプレをしたファンから「『ハリー・ポッター』シリーズならどの役を演じたい？」と質問を投げかけられると、同じ魔法動物を愛する「ハグリッドを演じたい」と答える一幕も見られた。

 

約3分のコミコン予告編映像（こちらの記事）が上映されたあと、エディは「いつもこの世界にいられることをうれしく思います」と述べた。「みんなに愛されて、様々な言語に訳されている、このJ.K.ローリングの創り出した素晴らしい世界に僕はただ従うだけ…というか、このクリエイティブで想像力豊かな世界に身を委ねて、泳いでいるような感覚なんですよ」と述べた。
同じくJ.K.ローリングの紡ぎ出す世界の「公式ファン」だと語るのは、クリーデンス役のエズラ・ミラーだ。上映された映像を絶賛し、興奮気味に本作の魅力をアピールしたという。

本作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』には、若きダンブルドア役でジュード・ロウが出演。本作のダンブルドアが45歳であることを明かし、「“若い”ダンブルドアと呼ばれるのは嬉しいですね。僕も45歳ですけど、もう若くないって感じてるから（笑）」と話しつつ、初めて飛び込む『ハリー・ポッター』『ファンタスティック・ビースト』の世界への思いを語っている。

「デイビッド・イェーツは素晴らしい監督で、自由にこのキャタクターを作り上げさせてくれました。（これまでのダンブルドア像から）キャラクターの特徴を引き継いでる部分はたくさんあって、相変わらずお茶目だし、人に影響を及ぼす手段を持っていますね。特に、ニュートに対しては。それから秘密を持っているんですが、これはJ.K.ローリングが作り出したキャラクターすべてに共通すると思っています。いくつか闇の部分があって、それは物語の中で説明されていきますよ。」

またジュードは、本作について「これまでで最も深みのあるストーリーかも」と一言。「魔法界とマグル（普通の人間）の世界が絡みあって、魔法界に暮らしていた魔法使いたちが突如、魔法界と人間界のどちら側につくかの選択を迫られることになるんです。」

さらに今回のイベントには、最後に“黒い魔法使い”グリンデルバルド役のジョニー・デップがサプライズ登場。グリンデルバルドとして演説し、観客を魅了した。

「みなさん、拍手は僕のためではなく、あなたたちのためのものだ。私はマグルを嫌っているとずっと言われていたが、嫌っているというのは事実ではない。マグルは他のものと同等だと言っているのだ。価値があり、また価値を与えている。魔法は限られた魂にしか宿らないのだ。人間界のためにどのような世界を作るのか。本当の自由の中に生きられる世界。私たちにとって公平な世界が作られる瞬間が来るだろう。」

映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は、2018年11月23日（金・祝）全国ロードショー。

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』公式サイト：http://wwws.warnerbros.co.jp/fantasticbeasts/