Menu
(0)

Search

ダニエル・ラドクリフ『ハリー・ポッター』後の出演作まとめ ─ 死体役から両手拳銃の男まで、新境地6作

ダニエル・ラドクリフ
Photo by Joella Marano https://www.flickr.com/photos/ellasportfolio/5181033570 | Gage Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Daniel_Radcliffe_(14778996604).jpg | Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/19119473773 | Remixed by THE RIVER

不朽の名作『ハリー・ポッター』シリーズで主役に大抜擢されて、瞬く間に名子役として名を世界に轟かせたダニエル・ラドクリフ。『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』(2011)でシリーズ完結を迎えた以降も役者として大活躍中。

角を生やした男役、オナラで海を渡る死体役、両手に拳銃を固定されてしまった男……。『ハリー・ポッター』以降のラドクリフは、魔法使いの勇敢な青少年という役柄の印象を払拭して、挑戦的な作品かつ奇抜な役柄の多くを演じているのだ。

本記事では、『ハリー・ポッター』での成功以降、新境地に挑戦し続けるダニエル・ラドクリフの出演作品を6本厳選して紹介。この機会に彼の新たな一面を深くまで覗いてみて欲しい。

『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』(2012)

『ハリー・ポッター』シリーズにて一世を風靡したダニエル・ラドクリフが新たな出発点として選び、主演を務めた戦慄のゴシック・ホラー。原作は作家スーザン・ヒルによる傑作小説『黒衣の女 ある亡霊の物語』(早川書房)で、奇妙な事件に巻き込まれる若き弁護士アーサーの姿を描く物語だ。

19世紀末のイギリス・ロンドン。愛妻を亡くした過去に酷く苦しむアーサーは、事務所の所長から仕事を命じられて、最近他界したばかりの夫人の遺言書を探す為に、ある田舎町に出張することになる。夫人の住まいだった館に足を運ぶが、館周辺は謎の“黒衣の女”が出没する、異様な雰囲気に包まれた場所だったのだ。館の忌々しい過去や、町の子供たちが次々と変死している事実を目の当たりにしたアーサーは、恐るべき呪いの連鎖に巻き込まれていく……。

アーサー役を演じるダニエル・ラドクリフの他、『ジャスティス・リーグ』(2017)のキアラン・ハインズ、『世界一キライなあなたに』(2016)のジャネット・マクティアなどが出演。監督は『フレンチ・ラン』(2016)のジェームズ・ワトキンス、脚本は『X-MEN』『キングスマン』シリーズのジェーン・ゴールドマンが務めた。

『ホーンズ 容疑者と告白の角』(2013)

ダニエル・ラドクリフが、真実を語らせる力を宿す角を生やした男を演じたことで話題となったサスペンス・ホラー。スティーヴン・ キングの息子でもある作家ジョー・ヒルの小説『ホーンズ 角』(小学館文庫)が原作だ。

恋人を殺されてしまい、その容疑者となった主人公イグは、恋人や自らの家族からも拒絶されてしまう。絶望の淵に立たされた中、突然頭から角が生え出す。その角に、出会った人々に真実を語らせる能力があると知ったイグは、最愛の恋人を殺害した真犯人を探すことになるが……。

出演者にはダニエル・ラドクリフの他、恋人役で『マレフィセント』シリーズのジュノー・テンプル、『THE GREY 凍える太陽』(2011)のジョー・アンダーソン、『ティーンスピリット』(2019)の監督としても知られるマックス・ミンゲラなどが名を連ねている。監督は『クロール -凶暴領域-』(2019)のアレクサンドル・アジャ、脚本は『2分の1の魔法』(2020)のキース・ブーニンが務めた。

『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』(2016)

“フォー・ホースメン”と呼ばれるマジシャン集団の活躍を描いた『グランド・イリュージョン』(2013)の続編。本作でダニエル・ラドクリフが演じたのは、マジックを全否定する天才エンジニア、ウォルター・メイブリーだ。『ハリー・ポッター』以降、唯一の大規模作品でもあり、ラドクリフがヴィラン側の役に挑んだ1作だ。

今回の任務は大手IT企業に隠された、世界を大混乱に陥れるほどの陰謀を暴き出すこと。しかし、完璧と思われたフォー・ホースメンのトリックが、ウォルター・メイブリーによって見破られてしまい、計画は失敗に終わった。トリックを破る科学を前に、フォー・ホースメンが一矢報いる計画を立てることになるが、果たして結末は如何に……。

出演者には“フォー・ホースメン”の一員である、ジェシー・アイゼンバーグ、ウディ・ハレルソン、デイヴ・フランコ、リジー・キャプランの他、豪華出演者が集結した。大富豪役にマイケル・ケイン、伝説のマジシャン役にモーガン・フリーマン、FBI捜査官役にマーク・ラファロ、マジック商人役にジェイ・チョウなどが名を連ねている。監督は『クレイジー・リッチ!』(2018)のジョン・M・チュウが務め、脚本は一作目に引き続きエド・ソロモンが手掛けた。

『スイス・アーミー・マン』(2016)

ダニエル・ラドクリフ演じるのは、スイス・アーミーナイフのように様々な便利機能を持つ“死体”。ポール・ダノ演じる青年が死体を使って無人島からの脱出を試みるという、奇想天外なサバイバル・アドベンチャーだ。

ある日、無人島に漂着してしまい、絶望の淵に立たされていた青年は自殺することを決意。生きる気力さえも失い、命を断とうとした矢先、浜辺に打ち上げられた男の死体が目の前に飛び込んでくる。その死体はガスで膨れ上がっており、浮力があったのだ。青年が飛び乗ると、死体がオナラで動き始めた。故郷を目指して前代未聞の脱出劇を繰り広げていく……。

サンダンス映画祭、シッチェス・カタロニア国際映画祭で絶大な評価を受けた本作の監督・脚本を務めたのは、新進気鋭のダニエル・シュナイナート&ダニエル・クワン。ちなみにシュナイナート監督に関しては、本作の次に手掛けた『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』(2019)でも死体を題材にした映画を手掛けている。

『プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵』(2020)

実際にあった前代未聞の脱獄計画に挑戦した男たちを描いたスリラー。原作となったのは、実在する政治活動家ティム・ジェンキンスが1987年に発表した『Inside Out: Escape from Pretoria Prison(原題)』だ。回顧録でありながらサスペンス巨編と謳われた一作で、過去には『脱獄』として邦訳されている。

物語の舞台は1978年の南アフリカ。白人・非白人の分離政策、アパルトヘイトに反対する政治活動家のティム・ジェンキンスと同胞のスティーブン・リーは、テロリストであるとして、非合法とされていたアフリカ民族会議の秘密作戦に従事した疑いで逮捕される。投獄されたのは、国家権力の象徴とされ、囚人を厳しく管理するプレトリア刑務所だった。二人は自由と平等を手にする為、脱獄を決意する。知恵を働かせて、張り巡らされた監視の目を掻い潜りながら、自作の木製の鍵で10の鉄扉を越えることを試みるが……。

ティム・ジェンキンス役をダニエル・ラドクリフが、スティーブン・リー役を「Marvel パニッシャー」のダニエル・ウェバーが務めた。その他の出演者には、『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001)『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』(2011)にてクィリナス・クィレル役を演じたイアン・ハートなどが脇を固めている。監督・脚本は新鋭フランシス・アナンが務めた。

『ガンズ・アキンボ』(2021年2月公開予定)

ガンズ・アキンボ
© 2019 Supernix UG (haftungsbeschränkt). All rights reserved.

両手に拳銃を固定されたダニエル・ラドクリフが生き残りを懸けて、決死の戦いに挑むエクストリーム・ガン・アクション。本作で彼が演じる役柄は、ゲーム会社のプログラマー、マイルズ。ネット掲示板や動画配信サイトのコメント欄に過激な書き込みをする“ネット荒らし”で日々の鬱憤を晴らしている男だ。

ある日、街中で人が殺し合いをするデスゲームを生配信する「スキズム」という人気の闇サイトで攻撃的な書き込みをした結果、運営を激怒させてしまう。闇の組織に襲撃されたマイルズが目を覚ますと、両手に拳銃がボルトで固定されていた。しかも、「スキズム」に参加し凶悪な殺し屋ニックスと戦って、24時間以内に勝つよう命令される。別れた彼女も人質に取られてしまい、一切の逃げ場なし。マイルズは、両手に固定されてしまった2丁拳銃(=アキンボ)を武器に前代未聞のデスゲームを攻略し、彼女を救うことが出来るのか……。

殺し合いを生配信する「スキズム」で大人気の殺し屋ニックスを演じるのは、花嫁と親戚一同がバトルロイヤルを繰り広げた『レディ・オア・ノット』(2019)で主役を務めたサマラ・ウィーヴィング。『アベンジャーズ』『ホビット』シリーズの特殊効果を担当し、『デビルズ・メタル』(2015)を手掛けたジェイソン・レイ・ハウデンが監督を務めた。日本では2021年2月より公開される

Writer

南 侑李
Minami南 侑李

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly