『ハリー・ポッター』トム・フェルトン、スネイプ役アラン・リックマンが「怖かった」 ─ 大人になって語る、子役時代の思い出

『ハリー・ポッターと死の秘宝』2部作をもって『ハリー・ポッター』映画シリーズが完結して早11年。当時からは多くの変化があったが、なかでも『ハリポタ』のキーパーソンとも言えるセブルス・スネイプ役を演じたアラン・リックマンの死は世界に衝撃を与えた。
リックマンが他界してから6年が経過するが、その間生前のリックマンの温かい人柄が多くの共演者によって語られてきた。ドラコ・マルフォイ役で知られるトム・フェルトンもその1人。2021年3月、TikTokでファンとの交流を楽しんでいたフェルトンは、「アラン・リックマンとのお仕事はどうでしたか?」と訊かれるや、開口一番「怖かったですよ」と答えていた。
「彼は僕が唯一知っていた俳優だったんです。怖かったけど、とても優しくて、ユーモアもあって。初めて会ったのは12歳の時だったんですけど、勇気を出して“どうも”以上のことを言えるようになるのに数年かかりました。ランチの時もトレイをもって毎回列に並ぶような方でした。」
フェルトンと似たようなことを話していたのが、ネビル・ロングボトム役のマシュー・ルイス。同じく初対面の時からリックマンに恐怖心を抱いていたというルイスは、意を決して『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』の撮影中に彼の控室のドアをノックしたという。そこで長年言えずにいた感謝を伝えたルイスに、リックマンは「ほら、入ってきなさい」と迎え入れ、キャリアの相談に乗ってくれたのだとか。
なお2022年1月には、「ハリポタ」の同窓会番組『ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ』が配信開始となり、そこではリックマンをはじめとする『ハリー・ポッター』の亡き仲間への追悼コーナーも設けられた。日本でも7月より『ハリー・ポッターと呪いの子』の舞台が上演開始となり、「ハリポタ」は新時代に進んでいるが、レガシーを作り上げてきた故人たちに今一度思いを馳せてみては。
Source: Tom Felton TikTok,Inside of You with Michael Rosenbaum