Menu
(0)

Search

主演俳優から現場で「怒鳴られた」、レベッカ・ファーガソンが苦い経験を告白 ─ 「ヒュー・ジャックマンやトム・クルーズではない」

Rebecca Ferguson
Photo by MTV UK https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Rebecca_Ferguson_in_2018_2_(cropped_%27Tom_Cruise%E2%80%99s_Mission_Impossible_Fallout_Cast_Play_Snog,_Marry,_Avoid_MTV_Movies%27).jpg

『グレイテスト・ショーマン』(2017)や『ミッション:インポッシブル』シリーズのイルサ役などで知られるレベッカ・ファーガソンが、とある作品で共演した主演俳優から大勢の前で怒鳴られるという苦い思い出を明かした。現在と比べると比較的無名だった当時、頼れる人がいなかったというファーガソンは、それでも戦ったのだという。

このたびファーガソンは、最新作『デューン 砂の惑星 PART2』のプロモーションのために米ポッドキャスターからの取材に応じた。主張するという意味における、自分自身の声を持つことについて語っていた際、ポッドキャスターから「自分の声を使った中で一番誇りに思う瞬間はありますか?」と聞かれると、「私は大バカ者な人と映画で共演したことがあるんです」と語り始めた。

「その人はシーンをうまく撮れないからってとても不安定で怒っていました。その時の私は傷つきやすく、居心地も悪く感じていました。そしたら、目の前で大声で叫ばれて。その人はコール・シート(※)の一番上に名前が載っている人で、私にはセーフティネットが全くなく、助けてくれる人がいませんでした。私は泣いてしまい、セットを歩き去りました。その人はクルーの前で私を見て、こう言ったんです。“君はそれでも自分を俳優と呼べるのか?私はこんな人と働かなければいけないのか”と。」

(※)出演者や製作クルーの名簿表。一番上ということは主演のことを指していると思われる。

「目の前で起きたことに衝撃を受け、ただただ立ちすくんでいた」というファーガソン。翌日になると心を入れかえ、怒鳴ってきた当人にこう伝えたのだった。「セットから出ていってください。どうぞ失せてください。私はテニスボールに向かって仕事をしますから。もう二度と会いたくありません」。

ファーガソンは、「それからプロデューサーが私のところにやって来て、“No.1にそれはやっちゃいけない。この人には現場にいてもらわなければ困る”と言ってきました」と当時を振り返る。「“その人に後ろを向いてもらえば、私はその人の後頭部を見て演技できます”と言いましたね。実際にやりましたよ。とても怖かったです。今こうして話している間も感じます」。

怒鳴ってきた当人の名前を明かさなかったファーガソンだが、少なくとも『グレイテスト・ショーマン』や『レミニセンス』で共演したヒュー・ジャックマン、『ミッション:インポッシブル』シリーズで共演したトム・クルーズではないとのこと。「当時は映画にたくさん出ていたんです」と若かりし頃を懐かしんでいるようだから、キャリア初期の経験なのかもしれない。

今回のファーガソンの告白は海外メディアでも大きく取り上げられ、あの大物俳優、ドウェイン・ジョンソンも反応した。ファーガソンとは2014年に映画『ヘラクレス』で共演したことのあるドウェインは自身のXを更新し、「彼女がこんなふざけた事に立ち上がってくれて嬉しい」と擁護。「現場でのレベッカは天国から遣わされた守護天使のような存在だった。素敵な女性だ。こんなことをした奴を見つけてやりたい」と綴った。

Writer

アバター画像
SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly