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『ワイルド・スピード』ハン&ショーン役、『TOKYO DRIFT』スピンオフ案で意気投合「生のドリフトに回帰して」

サン・カン Sung Kang ルーカス・ブラック Lucas Black
Photo by flickr user photoren https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Sung_Kang.jpg|Photo by Paul Sherwood https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Lucas_Black_Get_Low_TIFF09_cropped.jpg|Remixed by THE RIVER

『ワイルド・スピード』シリーズ最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』で再会を果たすハンとショーンをそれぞれ演じるサン・カンとルーカス・ブラックが、ふたりが出会った第3作『ワイルド・スピード/TOKYO DRIFT』(2006) のスピンオフ化にやる気を示している。

ハンとショーンといえば、『TOKYO DRIFT』で師弟関係を築いたふたりとして知られる。日本に来て早々、ドリフトキングことDK/タカシに目をつけられたショーンは、ハンから救いの手を差し伸べられる。DKとのレース対決に向け、ショーンはハンに見守られながらドリフト練習に打ち込み、見事打ち負かすことができたのだ。その後、何者か(後にデッカード・ショウであると判明)によって車で激突されたハンは死亡。恩人の死を目の当たりにしたショーンだが、第9作で奇跡の再会を果たすことになる。

『ジェットブレイク』の封切りにあわせ、ハン役で『ワイスピ』に帰ってきたサンと、ショーン役を15年ぶりに再演したルーカスは、ポッドキャスト番組Sung’s Garage Podcastで対談。ここでの2人の会話で、『TOKYO DRIFT』スピンオフ化に関するアイデアが出た。ハン再演への特別な思いを語るサンが、「実現したのは僕らのおかげではなくファンのおかげなんです」と感謝を伝えていく中で「『TOKYO DRIFT』組にはまだまだ冒険が残っているかもしれませんね」と発言。これに司会者が「スピンオフ観たいです」と合いの手を入れると、サン、ルーカスともに「そうなったら素敵ですね」と意気投合したのだ。

『TOKYO DRIFT』は『ワイスピ』メインシリーズのなかでも異色な存在。主人公は、ドムやブライアンのようなアメリカの青年から日本に引っ越してきたアメリカ人高校生に、作風は、屈強な男女が繰り広げるカーアクションからドリフトを極める高校生の成長物語へとガラリと変わった。『TOKYO DRIFT』はその後に続くストーリーとの関連性も薄いため、まだまだ語られていないことは多いはずだ。自ら可能性を示したサンも、スピンオフのアイデアについて「生のドリフトに回帰するとか?」と提案。これにルーカスも「いいですね。そのとおり」と納得の様子である。これを踏まえた上で、ルーカスは改めて『TOKYO DRIFT』の価値を再確認する。

「僕も『TOKYO DRIFT』のそういうところが好きだったんです。ドリフトのおかげでユニークなものとなったし、真のカーレース映画のようでもあった。レースのおかげで、本物で信じられるような感情というものが生まれたんです。車のシーンは最高でした。」

最新作『ジェットブレイク』には、ハンやショーンのほかにトゥインキーやアールといった『TOKYO DRIFT』のキャラクターが揃って再登場を果たす。公開されている予告編では『TOKYO DRIFT』組が再会する場面も捉えられているが、それぞれが大人びた姿が印象的だ。スピンオフ作品を製作するにあたり、大きな軸となるのが時系列。キャストを変えずに実現させるならば、歳を重ねたショーンたちを描く後日譚が良さそうだ。

Source: Sung’s Garage Podcast

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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