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『ワイルド・スピード』第10作、撮影は2022年以降 ─ 第9作『ジェットブレイク』から完結編までは「最終章の3部作」

ワイルド・スピード/ジェットブレイク
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人気カーアクション映画『ワイルド・スピード』シリーズの最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』が2021年8月6日(金)に日本公開される。シリーズは全11作での完結が決定しているが、次なる第10作は少なくとも2022年以降の撮影となるようだ。監督のジャスティン・リンが明かした。

『ワイルド・スピード』シリーズの締めくくりを担うリン監督は、第3作『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(2006)から第6作『ワイルド・スピード EURO MISSION』(2013)を手がけてきた才能。『ジェットブレイク』からの3作品を、監督は「最終章の3部作」のように考えているという。米Varietyでは、第10作について「いつでも脚本を書いているし、話し合いをしています」と進捗状況を語った。

「(撮影は)おそらく今年ではないでしょう。いつ撮るのかはっきりとは知りませんが、この手の映画の場合、開発に時間が余ることはありません。アイデアはありますが、今年撮ることになるとは思えませんね。」

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コロナ禍によって『ジェットブレイク』は大幅な公開延期を余儀なくされたが、リン監督はその間も次回作の準備を進めてきたということだろう。早ければ2022年にも第10作の撮影が始まることになりそうだが、ハリウッドでは業界全体にスケジュールの乱れが生じているため、今後の展開は未知数である。もっともリン監督は、これからの『ワイルド・スピード』に早くも大きな手応えを感じているようだ。

「(『ワイルド・スピード』を)撮るのはいつも新しいチャレンジですが、今回は一本かぎりの映画ではありません。10年近く、最終章についての話し合いを続けてきて、それがようやく形になり始めるのがうれしい。ずいぶん長い話し合いですが、今のところはすごく良い感じです。正しい道のりを正しく進んでいるように思いますね。」

第9作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』では、主人公ドミニク・“ドム”・トレットの弟ジェイコブが敵としてファミリーの前に姿を現し、前作『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017)でファミリー分裂を図ったサイファーも再登場。第3作『TOKYO DRIFT』(2006)で死んだと思われていたハンも復活を遂げるなど、シリーズ史上最大級の急展開が待っている。予測不能の最終章、ここからどう動き出すのか。

映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』は2021年8月6日(金)全国公開。

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Sources: Variety, The Hollywood Reporter

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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