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【海外取材レポ】『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』トム・ホランド「まばたきしたら5年が経ってた」世界での闘いと葛藤語る

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム バリ 記者会見 トム・ホランド
©THE RIVER

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のその後を描く作品にして、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)フェイズ3の完結作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』が、ついに2019年6月28日より世界最速公開を迎える。THE RIVERでは、スパイダーマン/ピーター・パーカー役で主演のトム・ホランドに取材を行うため、2019年5月にインドネシアのバリ島を訪れていた。

ここでは、アジア中から集まった様々な国籍の記者を迎えて、トム・ホランドが本作やMCUにまつわるエピソードを語った記者会見の模様をたっぷりとお届けする。トム・ホランドやスパイダーマン、MCUのファンは必見の内容だ。(記事最後に写真ギャラリー28枚あり。)


この記事には、『アベンジャーズ/エンドゲーム』までのネタバレが含まれています。

クリヘムはバリを楽しみすぎている

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム

バリは初めてだというトムは、「おすすめスポットを教えてください」と記者陣に問いかけた。この日は同じく米ソニー・ピクチャーズ作品の『メン・イン・ブラック:インターナショナル』クリス・ヘムズワースも一緒にバリを訪れていたことに触れ、「クリス・ヘムズワースも来ていますけど、あの人は楽しみすぎている」と、サーフィン好きのクリスをイジる。「僕は弟と来てるんですけど、サーフィンはド下手だから(笑)。彼は肩の筋肉も凄くて、僕たちには無理。だから、もうちょっと簡単に楽しめるものを知りたくて……。」

まず『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』についての解説を求められたトムは、「マーベル映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)から直接的に続くストーリーです」と語る。「そこで残念ながら、僕たちはアイアンマンを失って、お別れをしなくてはいけませんでした。本作は、アイアンマンの亡き後、自分たちの人生や、ヒーローのいない世界とどう向かい合っていくべきかが描かれています。ピーター・パーカーはトニー・スタークと特別な関係にあったから、彼のいない人生をどう生きていくかを考えていく。そこで、世界がスパイダーマンに更なる飛躍を求めていることに気付いていくんです。」会場からは、世界中のファンからの期待を一身に背負うトムに向けて、ありとあらゆる質問が投げかけられた。

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム バリ 記者会見 トム・ホランド
©THE RIVER

トニー・スターク亡き世界で

── 『アベンジャーズ/エンドゲーム』でアイアンマンの死が描かれた一方で、ピーターの気持ちの方はどうなんでしょう?5年間消えていたわけなので、何かPTSD的なこともあるのでしょうか?

今のMCUの世界では、僕たちは”blipped”されていた(消されていた)んだけど…、これ、正しい言い方かな?僕たちは現場でそう呼んでたんですけど、(司会者「トム、ネタバレには気を付けてくださいね。」)大丈夫です(笑)。とにかく、消されていた人たちの時間は、その間止まっているんです。…、ヤバい、僕の電話が鳴り出すかも(笑)。

えっと、とりあえず、消された人たちは時間が止まっている。だからピーターが宇宙から戻ってきた時って、まばたきしたら5年経ってた、みたいな状況だったんです。すごいですよね、面白いなぁって。ジョン・ワッツ監督やソニー、マーベルのプロデューサーたちと、このクレイジーな設定にどう挑むかを考えたんです。




── ピーターはアベンジャーズの中でも、トニーの死に対して最も辛い思いをしますよね。『ファー・フロム・ホーム』でその心情はどのように描かれますか?そして、スパイダーマンと高校生という2つの責任をどう果たしていきますか?

これが面白いところです。前作(『ホームカミング』)では、ピーターはアベンジャーズになりたくて仕方なかった。だけど本作では、彼はアベンジャーズでいることを避けたいんです。彼は16歳で、友達とヨーロッパへの旅行に行きたがっている。普通のティーンエイジャーの生活を望んでいるんです。だけど残念ながら、スパイダーマンでいることの責任からは逃れられない。アイアンマンの死後、世界は誰かに彼の代わりを務めてくれることを望んでいることに気が付くんです。それがスパイダーマンであろうとなかろうと、彼は自分が進化したいと思っているし、世界を変えたいと思っている。サノスの指パッチンによって異次元から現れたエレメンタルズと戦い、世界を救おうと挑むんですが、ピーターはそうやって悲しみを克服しようとするんですね。つまり、自分を忙しくして、あまり考えないようにするんですよ。

──ネクスト・アイアンマンとして期待されていることについて、どう思いますか?

ネクスト・アイアンマンなんて、絶対なれないですよ。トニー・スターク、ロバート・ダウニー・Jrが唯一のアイアンマン。彼が絶対です。僕は決してアイアンマンではなく、ピーター・パーカーです。彼に代わる努力はもちろんしていますけどね。だけど、僕が彼の代わりになるように思って貰えるのはすごく嬉しいです。



『アベンジャーズ』に熱狂の世界で

──『アベンジャーズ/エンドゲーム』は世界中で大ヒットとなりましたが、『ファー・フロム・ホーム』はその直後に公開されます。プレッシャーはありますか?

映画のビジネスという意味では、そんなにプレッシャーは感じません。それよりも、映画が素晴らしいかどうか、皆さんに気に入ってもらえるかどうかが気になります。『ファー・フロム・ホーム』では、『エンドゲーム』で皆さんが経験した喪失感や感情を汲み取り、ファンが本当に望むものを実現できたと思っています。僕にとっては、本作の撮影時こそがプレッシャーでした。MCUだけではなく『エンドゲーム』の期待に対する責任を果たせているだろうかって。今のところ、現状完成している作品の一部を見て、すごく誇りに思っています。マーベルやソニーのことも。

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム バリ 記者会見 トム・ホランド
©THE RIVER

── インドネシアでは、朝5時のエンドゲームの上映回が売切れたりしていました。

そんなまさか。

──そうです。朝の5時です。即完でした。こういった熱狂をどう捉えていますか?『ファー・フロム・ホーム』でも同じように準備すべきでしょうか?

そうすべきだと思う!(笑)すごいことですよね。劇場が24時間稼働している国もあるそうですね。30分ごとに上映してるって。クレイジーだし、初めてのことじゃないかな。『エンドゲーム』は超大作で、僕たちもとんでもないヒットを記録するだろうとは思っていたけれど、ここまでの愛とご支持をい頂けるとは思いませんでした。僕の良き親友でもあるルッソ兄弟は、不可能を可能にしたんです。規模としては2作品分とも言えるような映画でしたよね。携わった皆さんが喜んでいることがすごく嬉しい。ケヴィン・ファイギも現場に来て、本当にハードに働いている姿を見ていましたし、努力が報われて本当に良かったと思います。ところで、朝の5時に映画館を開けてくれてありがとう!最高です!

『ファー・フロム・ホーム』のヒミツ

── 俳優としてではなく、1人のスパイダーマン・ファンとして、初めて『ファー・フロム・ホーム』の脚本を読んだ時のリアクションはどうでしたか?ミステリオがいいヤツとして登場していたりとか。

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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