『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』原作者とファンを尊重して大ヒット、ジェイソン・ブラムが明かす「低予算ホラー」の極意【来日インタビュー】

──ウワサによると、『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』には続編の可能性もあるのだとか……?
そうだといいね。まだ続編は決まっていませんし、計画も立っていません。でも、作りたいと思っています。
──続編が実現したら、どんな内容にしたいですか?
どうだろう。とにかくやりたいけれど、内容は分かりません。ただ、まずは原作者スコットの同意を得る必要があります。まだ彼の許可は降りていません。
──気が早いかもしれませんが、シリーズ化したら良いなと思っています。
そうですね!どうなるかは全く分かりません。もちろん、良い映画作りを続けたいと思っていますが、先のことは分かりません。できれば巨大なシリーズになれば良いですけどね!
──ホラーゲームのさらなる映画化に関心はありますか?
はい。『Dead By Daylight』を映画化します。それから、実は日本の『スペース・インベーダー』を映画化しようとしていたんですよ。10年くらい前のことかな。実現間近だったんですが、権利が取れなくてね。まだ誰も映画化していませんよね?『スペース・インベーダー』の映画化は是非やりたかったんだけどなぁ。ハッハッハ(笑)。
──へぇー!なぜ『スペース・インベーダー』に関心を持たれたのですか?
すごくアイコニックなゲームですからね。でも、今の子どもたちは『スペース・インベーダー』を知っているんだろうか?
──微妙なところかもしれませんね。名前くらいは知っているかもしれませんが。
『スペース・インベーダー』の権利会社はどこか分かりますか?
──タイトーさんですね。しかし、ホラーゲームではないわけですが、どんな映画にするおつもりだったのですか?
どうでしょう。わかりませんが、僕たちが手がけていれば、素晴らしい映画になっていたと思います。
──最後に、日本のホラー映画と、ハリウッドのホラー映画の違いは何だと思いますか?
日本のホラー映画の方が、キャラクター主体だと思いますね。日本のホラーは時として、非常に暴力的です。一方、ハリウッドのホラー映画は、ブラムハウスは別なのですが、より視覚効果主体だと思います。その分、ハリウッドの方がソフトだと思います。日本のホラーの方が尖っていて、エッジが効いている気がします。

『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』は2024年2月9日(金)全国公開。