『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2』予告編が米公開、恐怖が街へ飛び出す ─ アニマトロニクスは前作の約3倍

同名人気ホラーゲームを映画化し、サプライズヒットとなった『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』(2023)の続編『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2(原題)』の予告編が米国で公開された。
前作は、廃墟となったレストラン「フレディ・ファズベアーズ・ピザ」を舞台に、夜間警備員マイク・シュミットが、深夜になると動き出して人を襲うマスコットたちの恐怖と対峙するホラー。製作費2,000万ドルの低予算に対し、全世界興行収入2億9,710万ドルの大ヒットとなり、ブラムハウス・プロダクションズ史上最高記録を叩き出した。
前作の悪夢から1年後、フレディ・ファズベアーズ・ピザでの出来事は都市伝説となり、“ファズフェスト”なるイベントが初めて開催されることが決まった。そんな折、ホラー配信者たちが忌まわしいピザ屋を訪れる。「ここは数十年間も放置されてる、女の子がここで殺されたんだって」。やがてどこからかオルゴールの音が聞こえてきて、再び惨劇がはじまる。
かたや、マイクと警察官のヴァネッサは“その後の生活”を送っていた。「調子はどう? 普通?」「今までのことを思うと、ずいぶん進歩したと思うよ」。しかし、マイクの11歳の妹アビーは不安定だ。「調子がいい日もあれば、友達を恋しがっている日もある」という。
マイクとヴァネッサは、“アニマトロニクスの友達”の運命をアビーに伏せていた。「アニマトロニクスを直してあげるって話は、ニセモノの希望を与えているだけなんじゃないの」とヴァネッサは言う。アビーは通信機(ファズトーカー)に向かって、「誰か聞こえますか?」と呼びかけ続けていた。
しかしある夜、ファズトーカーが動き出す。「アビー、助けて。僕たちを助けて。僕が案内するから」──呼ぶ声に誘われ、アビーはフレディ・ファズベアーズ・ピザに足を踏み入れる。フレディ、ボニー、チカ、フォクシーが再び動き出し、隠されていた秘密とともに、いよいよ恐怖が街へと飛び出した。
マイク役のジョシュ・ハッチャーソン、ヴァネッサ役のエリザベス・レイル、アビー役のパイパー・ルビオ、ウィリアム・アフトン役のマシュー・リラードが続投するほか、新キャストとして『ゴーストバスターズ』シリーズのマッケナ・グレイス、『スクリーム』シリーズのスキート・ウールリッチ、「暗黒と神秘の骨」(2021-2023)のフレディ・カーター、『ジュラシック・パーク』(1993)のウェイン・ナイトらが出演する。
監督はエマ・タミー、脚本は原作ゲームの開発者スコット・カーソンが前作から復帰。監督はポップカルチャーの祭典「サンディエゴ・コミコン2025」にて、前作のおよそ3倍ものアニマトロニクスが使用されていることを明かした。
「電子機器の感触や動きをできるだけ本物で表現したいと考えていました。CGも素晴らしいのですが、『フレディーズ』がもたらす懐かしさには合わないと感じたのです。ヘンソンのチーム(ジム・ヘンソン・カンパニー)は意図を完全に理解してくださいました。彼らは数十年間、その仕事を見事にやりとげてきたのです。彼らは『フレディーズ』にはたくさんのファンがおり、ゲームのデザインがとても重要であることを深く理解していました。」
映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2(原題)』は2025年12月5日に米国公開予定。
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Source: Variety, Universal Pictures