マット・デイモン、クリスチャン・ベール主演『フォードvsフェラーリ』世界初上映で喝采、トロント国際映画祭よりレポートが到着

『ボーン・アイデンティティー』シリーズや『オデッセイ』(2015)のマット・デイモン、『ダークナイト』3部作などのクリスチャン・ベールが主演を務め、1966年の伝説のレース「ル・マン24時間耐久レース」で絶対王者フェラーリに挑んだフォードの男たちを描く奇跡の実話『フォードvsフェラーリ』が2020年1月に公開となる。
このたび、2019年9月5日(現地時間)に開幕した第44回トロント国際映画祭にて、本作のワールドプレミアと記者会見が実施された。アカデミー賞の行方を占う映画祭とあって、アメリカやカナダのみならず世界中からマスコミが集結。本年度の賞レース最重要作品ともいわれる本作に大きな注目が寄せられていることを証明した。

ワールド・プレミアには主演のマット・デイモン&クリスチャン・ベイルのほか、出演者のトレイシー・レッツ、カトリーナ・バルフ、ノア・ジュプ、ジョシュ・ルーカス、ジョナサン・ラパーリア、そして『LOGAN/ローガン』(2017)も手がけたジェームズ・マンゴールド監督ら人気と実力を兼ね備えた顔ぶれが一堂に会した。レッドカーペットにて一同は集まったファンへのサインや記念撮影に応じ、またプレミア上映では盛大なスタンディングオベーションが巻き起こった。

記者会見でクリスチャン・ベールは、本作の魅力について「喧嘩をしても互いを認め合っている、主人公2人の友情の描き方、個性的で情熱あふれる人間性にとても惹かれます」とコメント。ジェームズ・マンゴールド監督も「“友情”は大きなテーマ。車だけでなく、2人を中心とした人間ドラマに注目してほしい」とアピールした。Wall Street Journalは、本作を「全編スリル満点。退屈なシーンは一瞬たりとも存在しない」と絶賛。米Entertainment Weeklyも「主人公2人の人間ドラマが非常にうまくまとまっており、脚本に非の打ち所がない」など称賛した。

ル・マンでの勝利という、フォード・モーター社の使命を受けたカー・エンジニアのキャロル・シェルビー(マット・デイモン)。常勝チームのフェラーリに勝つためには、フェラーリを超える新しい車の開発、そして優秀なドライバーが必要だった。そこでシェルビーは、破天荒なイギリス人レーサーのケン・マイルズ(クリスチャン・ベール)に目をつける。限られた資金と時間の中、シェルビーとマイルズは数々の試練を乗り越えていく。そして1966年、「ル・マン24時間耐久レース」にて、フォードは長年にわたり“絶対王者”として君臨するエンツォ・フェラーリ率いるフェラーリ社に挑戦するのだ。
映画『フォードvsフェラーリ』は2020年1月全国ロードショー。
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