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『ゴジラxコング 新たなる帝国』上映時間、最初から2時間以内を意識 ─ 監督「4時間版を作ることもできたけど」

『ゴジラxコング 新たなる帝国』
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モンスター・ヴァース最新作『ゴジラxコング 新たなる帝国』の上映時間は1時間55分。劇中ではモンスターたちを主体に豪快アクションが繰り広げられたが、やむなくカットせざるを得なかったシーンなどはなかったのだろうか。

本作でメガホンを取ったのは、『ゴジラvsコング』(2021)から続投でアダム・ウィンガード監督。それまでの各作品ではギャレス・エドワーズ、ジョーダン・ヴォート=ロバーツ、マイケル・ドハティと1作ごとに監督が交代してきたが、ウィンガードは2作連続で担当することになった。

Colliderでウィンガードは、上映時間に関するこだわりを明かしており、2作で仕事を共にした編集担当のジョッシュ・シェファーとの仕事を振り返っている。「僕は映画のファーストカットを壮大に長々しくやるタイプの監督ではない」というウィンガード、1度目の編集作業から削除シーンを出さないことを心掛けていたのだという。

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「編集者のジョッシュ・シェファーとは、2作連続でご一緒しました。『ゴジラvsコング』が1作目で、ジョッシュとの仕事は最高でした。上映時間に関しては特に気が合いました。最初から多くのことを一緒に考えたのですが、最終的な上映時間から15分以内、せいぜい10分から20分以内にすることを目指していたんです。エディターズ・カットでは2時間8分くらいだったかな。そこまで長くはなかったかなと思いますし、意図的に行ったものです。」

「そうしたかったら、映画を4時間に編集することだってできました」と続けるウィンガードは「そうするのに十分な素材が無かったというわけではありません」と説明。編集段階から上映時間を念頭に置くことで「非現実的なバージョンへの幻想を作り出さないようにした」という。「この映画が2時間以内に収まることになりそうだと分かっていました。最初からそのように調整しようとしていたことです」。

ちなみにウィンガード監督、上映時間に対する考えについては前作の公開当時にも言及している。『ゴジラvsコング』では5時間版を作るのに足る素材量があったことを明かしながら、「長い映画を作るのは、短い映画を作るよりも簡単です」と語っていた。

映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』は公開中。

Source: Collider

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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