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X-MENスピンオフ映画『ガンビット』は「ロマンティック・コメディ風」 ― ディズニーのFOX買収も、企画開発は継続中

X-MEN
Photo by JD Hancock https://www.flickr.com/photos/jdhancock/3500203823

映画『X-MEN』シリーズの最新作『X-MEN: ダーク・フェニックス(邦題未定、原題:Dark Phoenix)』で脚本・監督を務め、長らくシリーズのプロデューサーとして活躍してきたサイモン・キンバーグが、『X-MEN』シリーズの今後について語った。ウォルト・ディズニー・カンパニーによる20世紀フォックス買収が進行するなか、製作陣はシリーズの開発を継続的に進めていく方針だという。

IGNのインタビューにて、サイモンは『ニュー・ミュータンツ(邦題未定、原題:New Mutants)』やチャニング・テイタム主演『ガンビット(邦題未定、原題:Gambit)』などの制作状況を明かしている。なかでも注目は、『ガンビット』が“ロマンティック・コメディ風”の映画になるということだろう。

「『デッドプール』(2016)はR指定の猥雑なコメディで、『LOGAN/ローガン』(2017)は西部劇。『ガンビット』はロマンティック・コメディになりますし、『ニュー・ミュータンツ』は明らかなホラー映画です。ガンビットは女たらしの詐欺師で、自信たっぷりで、偉そうなところがあると思います。ロマンティック・コメディにふさわしいですよね。」

ただしサイモンは、このように付け加えることも忘れなかった。

「僕は“ロマンティック・コメディ”という言葉をゆるやかに使っています。『LOGAN/ローガン』に“西部劇”という言葉を使っているのと同じです。『LOGAN/ローガン』は真昼間にガンマンが出てくる映画ではありません。そういう雰囲気だ、ということで。『ガンビット』にはロマンティック・コメディやセックス・コメディの雰囲気があるわけです。でも、ほかの映画と同じくヴィランやヒーローが登場する、きちんとしたスーパーヒーロー映画ですよ。」

『ガンビット』は2019年6月の米国公開が予定されていたが、2015年の企画始動以来、すでに3人の監督がプロジェクトを離脱。監督後任者をめぐる状況は不明だが、サイモンは「最高の脚本があるので、来年(2019年)の早いうちに撮影を始めたい」と述べている。

なおサイモンによると、ジェームズ・フランコの関与が報じられた『マルチプル・マン(邦題未定、原題:Multiple Man)』は脚本の執筆作業中、『デッドプール』シリーズの新作となる『Xフォース(邦題未定、原題:X-Force)』については、脚本・監督のドリュー・ゴダードが「数週間後に脚本作業を開始する」とのこと。

映画『X-MEN: ダーク・フェニックス(邦題未定、原題:Dark Phoenix)』は2019年2月14日に米国公開予定

Source: IGN
Eyecatch Image: Photo by JD Hancock

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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