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X-MENスピンオフ、チャニング・テイタム主演『ガンビット』脚本進行中!『デッドプール』『LOGAN/ローガン』以降のヒーロー映画に

映画『X-MEN』シリーズのスピンオフ作品『ガンビット(仮題)』は、紆余曲折を経て、再び脚本の執筆が行われているようだ。主演のチャニング・テイタムがインタビューで現在の製作状況を明かしている。

『ガンビット』は20世紀フォックス社より2016年公開と告知されながらも、製作が遅れつづけ、ついには公開予定が白紙になってしまっていた企画だ。よもやお蔵入りではないかという不安もあったが、先日の「サンディエゴ・コミコン2017」でテイタムが「今も作業している」と発言したことで、製作が続行されていることが判明していた。

『デッドプール』『LOGAN/ローガン』以降のヒーロー映画に

新作『ローガン・ラッキー』のレッドカーペット・イベントに登場したテイタムは、英HeyUGuysの取材で『ガンビット』の現状を率直に明かしている。ルパート・ハイアット、ダグ・リーマンという二人の監督が離脱するというトラブルに見舞われたことも、今では前向きに捉えているようだ。

「最初に燃やした炎は、水ですっかり消えてしまった。驚いたよ。でもラッキーだったと思うんだ……何度も挫折したことや、それがすべて真っ当な理由によるものだったことはね。」

そしてテイタムは、ようやく『ガンビット』が自身の求める形で再出発を果たしたことを明らかにしている。

「(従来とは)まったく違うことをやろうとしていた。観たことのないジャンルの映画にしようとしていたんだ。同じ問題にぶつかり続けていたけど、『デッドプール』(2016)と『LOGAN/ローガン』(2017)がその扉を蹴破ってくれたんだよ。今では脚本でずっとやりたかったことができつつある。(『ガンビット』を)やり直しているんだ。」

2016年8月、『X-MEN』シリーズのプロデューサーであるサイモン・キンバーグ氏は『ガンビット』について「ふさわしい脚本ができている」と話していたが、どうやらその脚本はそのまま使用されないようだ。『デッドプール』『LOGAN/ローガン』というヒーロー映画の常識を破った2つの作品は、『ガンビット』の製作に大きな影響を与えたにちがいない。

さて、テイタムのいう「観たことのないジャンルの映画」とはどんなものなのか、そして『ガンビット』は私たちにどんな“新しいヒーロー映画像”を提示してくれるのか……。20世紀フォックス社が仕掛けるヒーロー映画の革命はまだまだ終わりそうにない。

Source:?https://www.heyuguys.com/channing-tatum-gambit/
http://comicbook.com/marvel/2017/07/20/x-men-gambit-movie-channing-tatum/
http://screenrant.com/gambit-channing-tatum-update-starting-over/
Eyecatch Image:?Channing Tatum speaking at the 2012 WonderCon in Anaheim, California. / Gage Skidmore ( https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/6851535588 )

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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