アンドリュー・ガーフィールド『アメイジング・スパイダーマン』26歳で高校生役、「年を取りすぎている」とオーディションで不安だった

『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのアンドリュー・ガーフィールドが、オーディションを受けた当時のエピソードを振り返った。1983年8月生まれのガーフィールドが、スパイダーマン/ピーター・パーカー役に抜擢されたのは2010年7月だから、すでに26歳。「年を取りすぎている」と感じていた彼が審査を勝ち抜けたことには、とあるアドバイスがあったという。
「よく覚えていますよ。最初のオーディションも、その後のスクリーンテストのことも、しっかり覚えています」と、ガーフィールドはポッドキャスト番組「Happy Sad Confused」で語った。
「最初のオーディションを受けて、それで終わりだと思いました。僕は年を取りすぎていると思ったんです。25歳や26歳で高校生の役を演じるようなものだから。僕は若く見えるとは思うけど、思い通りにはならないだろうなと。だから、スクリーンテストを受けるチャンスを与えられたことに驚きました。」
そんなガーフィールドに転機となるアドバイスを与えてくれたのが、演技コーチのグレタ・シーキャットだった。「グレタと一緒に演技の準備をしました。僕は緊張で震えていたけど、グレタに、“調整しましょう。スクリーンテストを受けている時に、高校の友達と短編映画を撮っていると想像してみて”と言われたんです。そのおかげで、“どうにでもなれ”と思えました」と回想している。

シーキャットの助言により、ガーフィールドは自由になることができ、気負いすぎることなくオーディションに挑戦することができたのだとか。自分の力を発揮しながら、その場を楽しみつつ高校生に戻り、感情をオープンにし、上手くやろうと努めなくてよいのだと思えたとも付け加えている。「“どうにでもなれ”という気持ちを覚えています」と繰り返したガーフィールドは、こだわりを捨てて自身を解き放ったことで、スパイダーマン役を獲得した。
その後、ガーフィールドは、2021年製作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でスパイダーマン/ピーター・パーカー役に復帰。スパイダーマンのスーツ姿もまったく違和感がなく、「年を取りすぎている」との言葉は今も当てはまらないようだ。
『ノー・ウェイ・ホーム』での再演により、現在も『アメイジング・スパイダーマン3』が期待されている。現時点で実現については未知数だが、ガーフィールドは「もしも正しいものであれば、僕は100%戻ってきます」と語り、再演に前向きだ。スパイダーマンのスーツを身にまとったガーフィールドの姿を、もう一度拝めることを期待したい。
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Source: Happy Sad Confused