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『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』あの重要人物は「自由になった」 ― ルッソ監督が再登場を示唆

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)の中盤に登場し、観客を驚かせた重要人物について、アンソニー&ジョー・ルッソ監督が今後の展開を示唆した。

注意

この記事には、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の重大なネタバレが含まれています。すでに作品を鑑賞された方向けの内容となりますのでご注意下さい。なお、このページをSNSにてシェア頂く際は、記事内容に触れないようお願い致します。

アベンジャーズ インフィニティ・ウォー
© 2018 MARVEL

レッドスカル、その後どうなった?

このたびルッソ監督が“その後”の展開を示唆したのは、惑星ヴォーミアにてソウル・ストーンの案内人となっていたレッドスカルだ。『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)でテッセラクト(四次元キューブ)/スペース・ストーンの力によって姿を消した彼は、70年以上もヴォーミアに幽閉されていたのである。
ソウル・ストーンを求めるサノスに対して、レッドスカルは自身の過去を明かし、ソウル・ストーンを手に入れるには愛する者を犠牲にしなければならないと告げた。そして、サノスはガモーラを高い崖から突き落とすことでソウル・ストーンを手に入れたのだ。

では、ソウル・ストーンが新たな持ち主を得た今、その案内人/番人だったレッドスカルはどうなったのか?

このたび米Vuduが開催した、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のデジタル配信版を購入したファンとルッソ監督のコミュニケーション・イベントにおいて、監督は米公式Twitterにこう記している。

「レッドスカルは自由にヴォーミアを去れるようになりました。インフィニティ・ストーンへの欲望を成就しようとするのも自由です。」

すなわちソウル・ストーンをサノスが手に入れた時点でレッドスカルはお役御免、いまや再び自由の身となったというのだ。もしインフィニティ・ストーンを求めて動き始めているとすれば、70年の時を超えてキャプテン・アメリカと対峙する可能性も否定できない。そもそもルッソ監督がこんなコメントをわざわざ残すということは、絶対になにか大きな意味があるはずなのである…!

本作でレッドスカルを演じた俳優マーカンド・ロスは、役づくりにあたって以前こう述べていた

「レッドスカルの野心は、彼に大きな傷と、それから大きな知恵を与えた。そうしたものを演技に込めたいと思いました。特に大切にしたかったのは、本作のレッドスカルがとても後悔しているということ。[中略]彼という男は変わってしまって、もはや男なのかどうかもわかりません。ほとんど幻のような存在となって、今ではソウル・ストーンに仕えている。人々を導くことだけが彼の目的なんですよ。…だけど、もう彼の中に野心はまったく残っていないんでしょうか?

またマーカンドは、今後のマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品にレッドスカルが登場する可能性については「わかりませんね。そのお話はできないんですけど、いつでもまた演じたいと思います」として一切否定していない。

次回作『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』をもって、MCUの過去10年以上にわたる物語はひとまず完結するという。すなわちインフィニティ・ストーンをめぐる物語も、同作をもって終わりを迎えることになるだろう。もしもレッドスカルが再びインフィニティ・ストーンを求め始めているとしたら、その再登場は思いのほか近いはずだ。キャップ、周囲の様子にはくれぐれも気をつけて…!

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』MovieNEXは2018年9月5日発売。『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』は2019年4月26日(金)公開予定だ。

Source: The Avengers

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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